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転生したら棺桶でした  作者: 半間浦太
第二章:棺桶の就職
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3話:太陽が1つしか無くて良かった!


 普通のファンタジー世界だった!


 太陽が2つある世界ではなかった! ちゃんと太陽は1つだけだった!


 良かったー。太陽が2つあると物騒だもんねー。



 崖の上からチラッ。



 お、おおぉぉぉぉ!

 雪を被った針葉樹が広がっている!

 灰色の空に曇る空! 雲の谷間からちらりと見える太陽!

 眼下に広がるは雪☆原!



 ファンタジーだなー。実にファンタジーだ。



 ファンタジー風景に見とれていると、フェリスさんが「ふっ」とドヤ顔気味になった。


『そういえば、カーン殿はヴァラド国に訪れるのは初めてだったな』


 こくりと頷く。主に僕の下半身のナイトメア君が。


『ヴァラド国は大陸北西部に位置する国だ。

 カーン殿は、方角は分かるか?』


 とりあえず首を横に振っておいた。


 東西南北ぐらいの知識は僕も持っている。でも、この世界で本当に東西南北が僕の知識と合致しているかどうかは定かではない。


 方位磁石とか持ってないし、ここは素直に聞いておいた方が無難でしょー。あ、後で方位磁石も手に入れたい。心の中にメモしておこう。


 フェリスさんは、あっちこっちを指差してアバウトな説明をしてくれた。


『あっちは北。あっちは東。こっちは西。あっちは南だ』


 スゲー適当だな! でもこの程度の情報でも参考になるぞ!


 北に目を向けると、氷山があるじゃないか!

 地球で言うと、差し詰め北極海か!



 いやはや、素晴らしい。



 崖の上から見る景色、最高! 異世界、最高! 転生して良かった!



 あ、そうそう。

 エミルちゃん、一応亡命中の王女なんだから仮面着けておかないと。


『エミルよ。仮面は着けておけ。素顔を晒していては危険だ』

『うんっ、カーン様!』


 聞き分けのいい子は、嫌いじゃない。




 ぞくっ――。




 !?


 なんだ、今のは!?


 なんだか、変な感覚に襲われたぞ!?

 誰かにじっと見られているような気色の悪い感覚だ! 背筋(あるのか?)がビクッとしたぞ!


 フェリスさんは腰に下げた剣の調子を見ているし、エミルちゃんは仮面を着けてる真っ最中だ!

 この2人に見られたのではない! 他の誰かに見られているッ!



 ま、まあ、いいか。

 こんなことを気にしていたら旅は始まらない!



 エミルちゃんは仮面を着けたし、フェリスさんも準備万端!


 さあ、雪と氷でつるっつるになっている崖道をれっつらごーだ!



 






















 ごめん。


 下れるのか不安になってきた。





●ステータス

名前:カーン・オケ

本名:佐藤孝一

LV:5

種族:不明

職業:無職

称号:人殺し、忍耐の精神、守護の精神

隠し称号:神帝から観察されている(NEW!)

スキル:存在同化、自動翻訳、情報把握・強、地属性耐性、疾走撃、味見、素材発見LV2、素材採取LV1、毒耐性、休憩LV1、傲慢LV2、同化存在解放、蚊の飛翔、吸血、細菌注入、剣化、甲殻虫の飛翔、晶化斬、暗闇・単、潜伏LV1、発火・単、地裂波、炎破、受け流しLV3、二刀流、熟練度把握、発想値把握、闘気制御、存在封印解除、存在封印

存在ストック:ナイトメア、ローグドモスキー、リスタルサーク、リスタルサーク

存在ストック上限:4/7

パーティ:フェリスのパーティに所属

隠し効果付与:神帝の観察(NEW!)



  スキル      発想値

『《スキル交換》  50/100』

『《スキル譲渡》  50/100』

『《???》      0/100』


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