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転生したら棺桶でした  作者: 半間浦太
第一章:棺桶転生
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7話:殺人と傲慢


 アサシンっぽい盗賊集団が鏡床を蹴り、迫り来る。


 僕はスキルウィンドウを開いた。


 んー、これかな。【疾走撃】。ポチポチ。


『スキル【疾走撃】を発動します』


 お、おお? 体が勝手に動……く!?

 下半身(ナイトメア君)が勝手に走り出して、盗賊集団に頭突きを食らわせる。盗賊A、B、C、血を思いっきり吐いて死亡。


 ピロピロリーン。


『レベルが上がりました。称号【人殺し】を獲得しました』


 おおっ、レベルが上がったぞ! なんか物騒な称号も獲得したけど……。



 それはそうとして、つえー。【疾走撃】、つえー。

 さらっと人殺してるけど、特に何も感じないのは僕が棺桶(+ナイトメア)だからかな?

 まーいいや。殺されるよりはマシってことで。


 よーし、おっちゃん、スキル《疾走撃》をもう一度使っちゃうぞー。


『スキル【疾走撃】はクールタイム中につき使用できません。クールタイム解除まで残り58秒』


 あれ。クールタイム? 『アルティメットオンライン』にそんな仕様あったっけ?

 いや、待て待て。『アルティメットオンライン』を基準に考えるな。そうだ、ここは異世界。『アルティメットオンライン』の中に召喚されたわけじゃないんだ。


 クールタイムが解除されるまでは同じスキルは使えないっぽいなー。僕は余裕綽々と言った雰囲気で残りの盗賊集団に視線(あるのか?)を向けた。

 おーし、来るなら来いやー。


「怯むな! 【連携陣・攻】を使え!」


 盗賊D、E、F、Gが陣形組み始めた。俯瞰したら四角形を描くんだろうなーという陣形だ。

 盗賊の足元に魔方陣が広がる。おっと、今回は色が違うぞ。盗賊Dは赤色、盗賊Eは緑色、盗賊Fは黒色、盗賊Gは青色の魔方陣を展開している。


 えーと、黄色の魔方陣は地属性だったから……あ、そうか。なるほどなー。黄色は地属性だったから、赤色は火属性だな。緑色は風属性で、黒色は闇属性、青色は水属性だろう。ゲームの知識、役に立つなー。



 スキル《地属性耐性》は持ってるけど、他の属性耐性はどうだろう。

 この同化ボディがどこまでやれるか『試して』みようではないか!



 ピコン。


『スキル【傲慢LV1】を獲得しました』


 ん? なんかさらっと言われたぞ。

 あ、システムメッセージに気を取られている間に敵さんの魔法が発動したっぽい。

 盗賊Dは火球を、盗賊Eは緑色の旋風を、盗賊Fは黒い渦巻きを、盗賊Gは氷のつららを頭上に生成したよ。

 そんでもって、4つの魔法が合体しおった。

 盗賊4人の頭上には、巨大な魔法の球が渦を巻いてらっしゃる。



 うおっ、これはちょっとやばそうかも。





●ステータス

本名:佐藤孝一

LV:2

種族:不明

職業:無職

称号:人殺し(NEW!)

スキル:存在同化、自動翻訳、情報把握、地属性耐性、疾走撃(NEW!)、その他色々なスキル、傲慢LV1(NEW!)

存在ストック:ナイトメア

存在ストック上限:1/3

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