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転生したら棺桶でした  作者: 半間浦太
第二章:棺桶の就職
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1話:『発想』することでスキルを獲得する世界


 僕の名前は佐藤孝一。38歳。結婚詐欺に遭い、全財産を失う。


 蚊に刺されて致死率99%の突然変異性デング熱にかかった僕は「病に殺されるぐらいだったら自分から死んでやるわぁぁぁ!!」という熱い思いを抱いて、わざわざオーストラリアに渡り安楽死したのだった。


 そしたら、なんと! 僕はウラグルーンとかいう異世界で《棺桶》として転生してしまったのだった!


 亡国の王女エミルちゃんと女騎士フェリス・ウェインさんと出会った僕は、この世界のチュートリアル的な何かを修了!


 水竜神ミゼルローン様に勧められるまま、《錬金術師》になると宣言したのだった!


 以上、回想終わり。






 ミゼルローン様が去った後、僕とフェリスさんとエミルちゃんは迷宮結晶の最後の階層に向かった。


 鏡の迷宮をすいすい歩くフェリスさんの前方には、光が差し込んでいる。


 太陽の光! 出口だ!! この薄暗い迷宮をようやく抜け出せるのだー!! 


『カーン殿。ここを抜ければ、《ヴァラド国》の領土だ。

 ヴァラド国には《領土守護結界》が張られている。追っ手はここで撒ける』


 フェリスさんがなんか説明してた。

 ホワッツ? 《領土守護結界》?


『《領土守護結界》とは何だ』

『文字通り、領土を守護する大規模な結界だ。ヴァラド国に害意を持つ者がヴァラド国領に入ろうとしても、この結界に阻まれる』


 スゲー便利な結界だな!

 でもそれ、僕にも効きそうな気がしてならない。


 だって僕、正体不明の棺桶だし。大丈夫なんですかね。


『我輩は結界を抜けられるのだろうか?』

『大丈夫だよ! カーン様は闇竜神の候補者だから!』


 そうだねー。

 僕、エミルちゃんの中では勝手に闇竜神の候補者扱いにされてるっぽい。


 嫌だからな! ろくにこの世界の知識も無いのに、勝手にそんなのにされても困るからな!


 フェリスさんがこほんと咳払いした。


『問題は無い。ヴァラド国は多様な種族が暮らしている国だ。

 害意さえ無ければ、如何なる種族も受け入れてくれる。こう言っては何だが、寛容だよ』


 フェリスさんなりのフォローだった。


 多様な種族ねぇ。それなら僕も大丈夫かな。

 っていうか、僕の種族ってマジで何なんだろうね。まさか、そのまんま《棺桶》な種族なんてあるわけないだろうし。


 そんなことを思いながら出口に至る道を歩いていると、結構な割合で素材がキラキラと光っていた。


 うーん。腕が欲しい。


 僕の中身を曝け出したい! 甲冑姿のまま活動したい! 腕があるから便利だからね!

 邪魔なのは闇オーラなんだよなー。闇オーラは出したくない。威圧感を与えるし、どうも自分の切り札を相手に見せてしまっていて嫌なんだよね。



 ピコン。


『スキル《闘気制御》を獲得しました』



 あれ。

 なんだかまたスキルを獲得してしまった。


 でもなー。

 こうも簡単にスキルを取得できると、逆に怪しむわー。怪しいわー。


 てかさ、思っただけでスキル獲得できるのってどうなの? ズルしてなくない?

 そこら辺、どうなの?


 ――あ、もしかして、『発想』することでスキルを獲得できる世界なの、ここ?


 ピコン。


『スキル《発想値把握》を獲得しました』




●ステータス

名前:カーン・オケ

本名:佐藤孝一

LV:5

種族:不明

職業:無職

称号:人殺し、忍耐の精神、守護の精神

スキル:存在同化、自動翻訳、情報把握・強、地属性耐性、疾走撃、味見、素材発見LV2、素材採取LV1、毒耐性、休憩LV1、傲慢LV2、同化存在解放、蚊の飛翔、吸血、細菌注入、剣化、甲殻虫の飛翔、晶化斬、暗闇・単、潜伏LV1、発火・単、地裂波、炎破、受け流しLV3、二刀流、熟練度把握、発想値把握(NEW!)、闘気制御(NEW!)、存在封印解除、存在封印

存在ストック:ナイトメア、ローグドモスキー、リスタルサーク、リスタルサーク

存在ストック上限:4/7

パーティ:フェリスのパーティに所属

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