セイル視点:2
セイル視点の話です。
「貴方、何者ですか……?」
背中越しに、シェイプシフターが尋ねる。
セイルは《錬金星剣》を払った。
「世界救済会社・元臨時社員。《古き救済》所属、セイル・ラザム」
シェイプシフターが目を見開くのが、空気の流れから分かった。
「世界救済会社の社員――なぜ、貴方が……」
それがシェイプシフターの遺言となった。
虹色に染まった上空から、巨大な爆弾が落ちてきたのだ。
大爆発に巻き込まれるシェイプシフターを背にして、セイルは思う――。
《錬金星剣》も中々に面白い代物だ。
大気をぐるぐるとかき回しておけば、戦闘中に爆弾を作れる。
火力が高すぎてコートに火の粉が当たって穴が空いたりと、改善点は多いが、ひとまず及第点としよう。
そういえば、シェイプシフターの遺言に答えてやるのを忘れていた。
《錬金星剣》を異次元に放り投げると、セイルは自嘲した。
「――勇者(仮)に付き合っただけだ」
第二章に続きます。
●ステータス
名前:セイル・ラザム
LV:9
性別:男性
種族:翼人族
職業:教師
生命力:55
魔力:88
活力:77
筋力:88
敏捷性:99
運:1
装備:モノクル、黒いコート、白いシャツ、赤いネクタイ、黒いジャケット、ズボン、ベルト、革靴
スキル:素材発見LV10、素材採取LV10、合成LV10、ランダム合成LV10、分解LV10、戦闘時装備、鷹の飛翔、異次元収納LV10、風属性耐性、秘匿
称号:《秘匿》により公開されません




