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転生したら棺桶でした  作者: 半間浦太
第一章:棺桶転生
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46話(T1E):職業案内


 ミゼルローン様は、クククと笑った。


『良かろう。貴様が立派な錬金術師になる日を、待ち侘びるとしよう。

 ――時よ、動け』


『《神級》の権限により世界の一時停止が解除されました。

 平常状態に移行します』


 お、おお?

 体が動くようになった! 真っ青になってた景色も普通の色合いに戻ったぞ!

 フェリスさんもエミルちゃんも動けるようになったっぽい! ちゃんと呼吸しているぞ!

 でも雰囲気から察するに、フェリスさんとエミルちゃんは、時が止まったことを認識できてないんだろうなー。というか絶対そうだよね。そうじゃないとおかしいし。


『貴様の事情は把握した。貴様に黄金竜神の祝福があらんことを。

 では、さらばだ!』


 それだけ言うと、ミゼルローン様の体が透き通っていき、大気の中に消えていった。

 不思議だなー。こんな現象が起こるなんてファンタジーだなー。スゴイなー。とだけ思っておいた。


 それはさておき、ミゼルローン様、何がしたかったんだ?

 自己紹介と忠告だけしたかったのかな? 名刺交換みたいな?


 名刺交換して就職先を紹介して去っていく神様とか、俗っぽいにも程があるぞ。有り難いけど。



 しかし、錬金術師かー。いまいちパッとしない職業だな。

 錬金術師は、《ラストファンタジー》でも《魔王クエスト》でも《アルティメットオンライン》でも地味ーな役目の職業だった。



 錬金術師。地味だなー。

 二刀流でブイブイ言わせる剣士と比べてしまうと、派手さに欠けちゃうなー。男の子的には、地味な絵面というのはそれだけで敬遠対象なのだ。


 でも、神様オススメの職業だしなー。

 地に足つけて働くのも悪くないんだよなー。でも二刀流は男のロマンがあって捨て難い……。


 そこまで考えて、僕はハッと気づいた。



 待てよ!? 僕ならできるんじゃないか!?



 僕には、《存在同化》がある。


 存在ストック上限が許す限り、幾らでもスキルを習得できるのだ!


 現に、二刀流で《受け流し》をしながら、火属性魔法《炎破》でリスタルサークの群れを葬るという実績を積んでいる。


 剣を使いながら、魔法も使える。


 これが意味するところは一つ!


 この世界では、一見すると矛盾したスキルの組み合わせが可能なのだ!


 剣士でもスキルを覚えてさえいれば魔法を使えるし、その逆も然り!


 それが出来なかったら、『その職業ではそのスキルを発動できません』的なメッセージがとっくの昔に表示されているはずだ!



 できる。



 そうだ、できるのだ。



 ――二刀流剣士と錬金術師との両立は、不可能ではない!



 心の中でグッと拳を握り締める僕を祝福するかのように、フェリスさんとエミルちゃんが盛大に褒めてくれた。


『う、うむ。よく分からない状況だったが……まさか、あのミゼルローン様と対等に渡り合えるとはな』


『カーン様、すごーい!』



 ミゼルローン様、ありがとう。

 あなたのお陰で、今世での僕の前途に光が差しました。



 この世界に生まれて、がむしゃらに走ってきました。

 わけのわからない事態にも遭遇して、テンパったりもしました。


 でも、今なら何もかもが輝いて見えます。


 棺桶の中という暗闇に、あなた様の光が差し込んでくれたのです。


 ありがとう、ミゼルローン様! ありがとう、ありがとう!

















 でも、慈悲ミゼル貸付ローンするっていうネーミングはどうかと思います。


名前:カーン・オケ

本名:佐藤孝一

LV:5

種族:不明

職業:無職

称号:人殺し、忍耐の精神、守護の精神

スキル:存在同化、自動翻訳、情報把握・強、地属性耐性、疾走撃、味見、素材発見LV2、素材採取LV1、毒耐性、休憩LV1、傲慢LV2、同化存在解放、蚊の飛翔、吸血、細菌注入、剣化、甲殻虫の飛翔、晶化斬、暗闇・単、潜伏LV1、発火・単、地裂波、炎破、受け流しLV3、二刀流、熟練度把握、存在封印解除、存在封印

存在ストック:ナイトメア、ローグドモスキー、リスタルサーク、リスタルサーク

存在ストック上限:4/7

パーティ:フェリスのパーティに所属

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