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転生したら棺桶でした  作者: 半間浦太
第一章:棺桶転生
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3話:棺桶は戦えるのか?


 棺桶は戦えるのか?

 哲学的命題だ。多分。


 まあ、普通は無理なんですけどねーーーー!



 そう。普通は無理。だけどここは異世界! きっと何かあるはずだ!

 転生特典チートスキルを見つけて撃退するんだよ! てかそうしないと僕、死ぬんで! マジで!


 メニューメニュー。メニューを開いてかくにーん。

 おっ、あった。【スキル】の項目だ! 早速開きましょー。


 僕の視界にスキルウィンドウが開くよー? さーて、何があるかなー? チートスキルはあるかなー? 出来れば敵全体を一掃できる魔法があるといいなー。わくわく。



 ……という、手間がかかる行為に耽っている間に、盗賊連中の魔法が発動した。


 ですよねー!

 あかんわ。スキルを探している間に僕、死ぬわ。


 絶体絶命! 僕、子供ちゃんと一緒に死んでしまうわ!


 発動する魔法! 迫り来る衝撃波!


 さすがにこれ全部受けたら棺桶粉々だわ! だ、誰でもいい! 誰かー、助けてぇぇぇぇぇぇ!



 その時でした。突然、黒の疾風が僕の前を走り去ったのは。

 黒い疾風は衝撃波を全部薙ぎ払うと、盗賊集団を睨み付けました。


 え、ナニコレ。ちょーかっこいい。なにこのヒーローアニメじみた展開! わくわくしちゃうじゃん!


 しかも! 僕と子供ちゃんを助けた黒い疾風の正体! それは……


 黒いお馬さんです! ええ、立派な立派なお馬さんなのです!


 黒いお馬さん、ブルルと鼻息を荒くして、ヒヒーンと鳴きます。 

 盗賊集団っぽいアサシン集団がビビッて、その内の1人がなんか言った。


「bImrwErA!?」


 わかんねー。何言ってんだか全然わかんねー。

 とりあえず翻訳! 翻訳させて下さいな! でないと状況わからないんで!


 ピコン。


『スキル【自動翻訳】を獲得しました』




●ステータス

本名:佐藤孝一

LV:1

種族:不明

職業:無職

スキル:自動翻訳(NEW!)


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