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転生したら棺桶でした  作者: 半間浦太
第一章:棺桶転生
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23話:《岩塩》で儲けたいです


 さあ、火を起こすぞー。このキノコはそのままだと食感がアレだからなー。


 火起こし。


 そう。火を起こすのだ。


 普通だったら、こういう時は転生者である僕が手取り足取り火の起こし方を教える場面だ。だが、フェリスさんがちゃっちゃと魔法で火を点けていた。


 この人、空気読めないね!? ここは転生者である僕の出番でしょ!?


 ピコン。


『スキル《傲慢LV1》がスキル《傲慢LV2》になりました』



 い、いかん。傲慢LVが上がってしまった!

 すいませんでした! 慢心が過ぎました! 落ち着け、僕!


 ひっひっふー。落ち着け落ち着けー。理想のパパになるためだー。落ち着けー僕の心ー。



 フェリスさんがテントの中から持ってきた串にキノコを刺して火で炙り始めた。


 よーし! 今日のディナーは、キノコの火炙りだ! トッピングは岩塩だ!





 ごめん。もっとちゃんとした料理作りたかったです。



 キノコの横に添えた岩塩に対して、フェリスさんが怪訝な視線を向けていた。


『カーン殿。この岩を食べろと言いたいのか?』


 いや、違う。それは岩塩だ。ナイトメア君の口で採取した岩塩だ。別に汚くはないよ。


 念のため説明もしておこう。


『これは岩塩だ。調味料の一種なり。これを舐めながら、《シマスルム》を食べよ』


 なおも怪訝そうな顔をしているフェリスさんを放っておいて、僕は下半身のナイトメア君にキノコを食べさせた。


 いただきまーす。


 もぐもぐ。


 岩塩をぺろぺろ舐める。しょっぱい。雑な味だなー。あ、HPちょっと回復した。


 本当はキノコに醤油をかけたいんだけどなー。キノコに醤油って合うよねー。けど今は贅沢言ってられる場合じゃないんよ。


 フェリスさんとエミルちゃん、顔を見合わせてキノコを食べた。ついでに岩塩も舐めるー。


『うっ!?』


 どうした! 毒に当たったか!?


『――うまいっっ!!』


 ほっ。良かった。


 フェリスさん、目を輝かせて舌鼓を打ってる。


『おおッ、そうかッ! これは塩かッ! 金貨1枚の貴重品を食せるとはッ……これもカーン様のお陰かッ!!』



 やっぱりなー。この世界、塩があまり流通してないっぽい。


 てか、岩塩1個で金貨1枚なのか。スゲーな。そこら辺に岩塩あるぞ。これ全部採取して売り捌けば大金持ちなんじゃね?


『美味しい! さすがはカーン様!!』


 エミルちゃんも満足げで良かった良かった。

 てなわけで。


『ご馳走様でしたー!』


 この世界にご馳走様という概念はあるんだなー。ちょっと感慨深い。


『うむ。馳走になった』


 そんなこんなで食事を終えた僕らは、後片付けをしてテントに戻った。


『フェリスー』

『何だ』

『眠いー』


 エミルちゃんが眠たげな顔をしていた。

 現在の時刻は分からないけど、そろそろおねむの時間なのかもしれない。


『うん、そうだな。今日は歩き詰めだったしな。《肉体洗浄》の巻物を使ったら、寝るとしよう』

『はーい』


 《肉体洗浄》!? あれか! それを使えば入浴の手間が省けるのか! この世界の文明スゲーな!


 2人は《肉体洗浄》の巻物を発動して体の汚れを落とすと、ベッドに横たわった。


『おやすみなさい、カーン様ー』

『おやすみ、カーン殿』


 おやすみか。久しく聞いていなかった言葉だなー。


『うむ。おやすみ』


 うん。こういう生活も悪くはないな。





 ところで、僕のベッドはどこにあるのかな?





●ステータス

名前:カーン・オケ

本名:佐藤孝一

LV:2

種族:不明

職業:無職

称号:人殺し、忍耐の精神、守護の精神

スキル:存在同化、自動翻訳、情報把握・強、地属性耐性、疾走撃、味見、素材発見LV2、素材採取LV1、毒耐性、ナイトメアの色々なスキル、傲慢LV2(NEW!)、同化存在解放、蚊の飛翔、吸血、細菌注入

存在ストック:ナイトメア、ローグドモスキー

存在ストック上限:2/3

パーティ:フェリスのパーティに所属


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