47話:竜眼石と記録石
僕は説得材料として、竜眼石を摘出するメリットを伝えた。
「我輩が推測するに、竜眼石は【記録石】の一種だろう。外すことは可能なはずだ」
【記録石】。それは、刻印地点を生成するアイテムだ。記録石があって初めて刻印地点は作れる。
本来、【記録石】は人工的に合成されるものだが、竜人族は生涯を通じて体表に自分専用の【記録石】を生成する。この特殊な記録石……【竜眼石】を使うことで、竜人族は【竜化】する。これがこの世界における【竜化】の仕組みだ。
「それはそうだが……カーン殿、その知識は一体どこで仕入れたのだ?」
「単なる推測だ」
【未来集約】で仕込んだ知識です。などとは口が裂けても言えず、僕は曖昧にぼかした。
「錬金術にはスキル【分解】がある。それを使えば、【竜眼石】を外せるはずだ。【竜眼石】を使って、騎士用の盾と魔法使い用の杖を合成して欲しい」
「……いいだろう」
「先生!?」
イリシャが驚く中、セイル先生は立ち上がった。
「この場で処置する。痛みや出血は無いが、安全のため、君たち3人には目を瞑って貰う」
●ステータス
名前:カーン・オケ
本名:佐藤孝一
LV:1
種族:人工闇竜・成長体
職業:無職
称号:人殺し、忍耐の精神、守護の精神、巨乳美女を警戒する、古代兵器級、地雷屋さん
隠し称号:神帝から観察されている
スキル:存在同化領域、自動翻訳、情報把握・強、火属性耐性、地属性耐性、味見、素材発見LV2、素材採取LV1、毒耐性、休憩LV1、傲慢LV2、同化存在解放、剣化、甲殻虫の飛翔、晶化斬、潜伏LV1、炎破、受け流しLV5、二刀流、熟練度把握、発想値把握、闘気制御、生物知識・基礎、異次元収納LV10、鼻伸ばし、地雷操作、ゲーマー魂覚醒LV2、無限加速宇宙、未来集約
存在ストック:リスタルサーク、リスタルサーク、ピノッキオンズ・アビスアース
存在ストック上限:3/30
パーティ:フェリスのパーティに所属
隠し効果付与:神帝の観察
スキル 発想値
『《スキル交換》 50/100』
『《スキル譲渡》 50/100』