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青年少女  作者: 青月志乃
第2節 ぬーちゅーばーになる!
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第7話 身バレ対策は万全に

ぬーちゅーばーとして活動し始めてから約一週間ほどが経過した。

てうぃったーのフォロワー数やぬーちゅーぶのチャンネル登録数はすでに2000を超え『顔は見えないが超絶美少女モノホンJSぬーちゅーばー』と言われ始めていた。

その影響もあってか、クラスの子たちからわたしがその当人なんじゃないのか?というように思われ始めてもいた。そうだよーなんて肯定すればクラスはきっとお祭り騒ぎになるし、他の人にも広まるだろう。それはわたしの身バレを意味し、登下校中や休みの外出にさえ影響を及ぼすことになる。

これはわたしの親友たちであるアキちゃん、かなちゃん、ゆあちゃんへの影響も出てしまうためなんとか誤魔化してはいるが薄々気づかれてはいるだろう。


アキ「えー!じゃ、じゃあうさぎちゃんってやっぱりいのりちゃんの事だったんだ!?」

学校が終わってから、わたしは3人を家に招き秘密を打ち明けてみるとなんとなくそんな感じはするけど本当だったのか!という反応と全く気が付きませんでした!に分かれていた。

気がつかなかったのはアキちゃんだけだったみたいだけど…。

「う、うん。でもこれはわたし達4人だけの秘密だよ?」

ゆあ「え?なんで?みんなに言えばいのり有名人じゃん?」

「そこ!そこだよゆあちゃん!それが問題なの!」

かな「んぇ…?」

「えっとね?わたしがうさぎだってことをクラスのみんなが知るとするでしょ?そうするとみんなやっぱり自慢したくなるでしょう?」

アキ「あー…たしかに…」

「するとその話がまず学園中に広がる」

かな「うんうん」

「次に上級生は特にSNSで広めちゃうでしょ?『俺、僕、私の学園にうさぎちゃんいたんだけど』とか」

ゆあ「あー……やるわね…特に男子…」

「そうすると『ぬーちゅーばー井ノ莉うさぎ』は『天ヶ瀬いのり』ってことがわかるわけで、すると次は学園の外の人たちがわたしを一目見ようと集まってくる可能性が出てくるの」

アキ「ふぇー…あれ、それってファンが増えるんじゃないの?」

「えーーっとね?純粋なファンならいいよ?でもね、中にはわたしを拉致とかして自分のものにしたがる人とかロリコンって人達だったら?」

ゆあ「え…ヤバくないそれ…てかそれいのりだけじゃなくて私達にも…」

「そう!わたしを見つけようとする人が増えるとみんなにも迷惑や面倒な事が起きてくる可能性があるの!」

かな「イケメン俳優の自宅前みたいなー?」

「うんうん。もちろんそんな大事にはならないと思うけど、少なくともみんなで遊ぶ時間も減るし、お出かけ中に変な人に話しかけられるのも嫌だもん」

アキ「わかったよ!いのりちゃんがうさぎちゃんってことはあたしたちだけのヒミツだね!」

ゆあ「いいわねそれ!ヒミツ☆」

かな「じゃあレインとかでもうさぎちゃんの話はナシだね〜?」

「そうしてくれると嬉しいな」


みんなと解散して晩御飯を食べ終わりお風呂に入り終わってからいつものようにぬーちゅーぶで生放送を開始した。

「皆さんこんばんわー」

『わこつー』『わこロリ』『ウサギチャンカワイイヤッター』

「えへへありがとうございます!じゃあ今日はですね…その…リクエストにあったこの『ダークネステリトリー』っていうゲームをやっていきたいと思います…」

『ホラゲじゃねぇか』『勇気あるな』『JSにホラゲとか鬼畜かよお前ら』『漏らした?』

「あーやっぱりホラーゲームなんですねこれ…てうぃったーでアンケート取ってもみんなこれにしか票入れてくれないんですもん…」

「でもでもだからと言って逃げたりしません!頑張ります!!!!」


_______3時間後


「ぜぇ…ぜぇ…ど、どうですか!ク、ク、クリアしましたよ!」

『よく頑張った』『めっちゃ泣き叫んでたけどよくやった』『もっと泣き顔見せて』『お漏らしまだ?』

「皆さんありがとうございます…もう泣いてないですし!も、漏らしてもないですよ!もう!」

「ぐすっ…それじゃあ今日はもういい時間なのでここで終わりたいと思います」

『乙』『おつかれー』『もうそんな時間か』『よいこは寝る時間』『添い寝したげよっか?』『うさぎちゃんの湿パンクンカクンカ』

「お…お見苦しいところをお見せしてしまいましたが合計1534名さまもご来場くださりありがとうございました!ではバイバイ〜」

いつも通りの手順で放送を終わらせ、マイク、カメラの電源を切る。

ふぅ、と息を吐き椅子の背もたれに身体を預けると心地よい疲労感を感じる。こんなにゲームできる時間があるなんて…『俺』の日常じゃ考えられなかったな…なんて1人心の中でゴチてみる。

「そういや再来週は修学旅行か…どこ行くんだろ」

そう、10月の終わりには3泊4日の修学旅行が待っている。どこに行くんだろう?とかみんなと回れるかな?とかわくわくが止まらない。夏祭りとか花火大会とかは気を失っていて行けなかったから尚更だ。美味しいものを食べよう。

写真も撮ろう。

修学旅行の当日がとても楽しみすぎて、今から寝不足になってしまいそうだ。

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