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Caim-七英雄と紅蓮の王女  作者: いなお
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師匠が椅子に座っている。

昔みんなと共に過ごした家だ。

その瞬間にわかった。

ああ、これは夢だ。

よく考えれば師匠が今ここにいるはずがない。

別にすでにこの世にいないとかそう言う話ではない。

ただ単に、あの人は自由奔放を我で行く人なのだ。

もっと言えば師匠が今よりすごく若い。

そして夢の中の師匠の口が開く。


弟子ども。

偽善って言葉知ってるか。

いやまあ聞いたことはあるだろう。

けどお前らちゃんと偽善って言葉の意味は知ってるか。

偽りの善。

善であると騙る事。

まあそういった括りでこれらを偽善というんだよ。

だが善を騙る行為はともかく、上部だけ取り繕って、良い行いをする事がそんな悪いことだと思うか。

別に裏に意味があろうが、自己満足だろうが別に良い事してんだからただの善で良いだろうよっていつも思うんだよなあ。

こっからが本題だが偽善って言葉はよく使う奴が多いが、

偽悪って言葉はなかなか耳にしないだろう。

それもそうさ。

人間って生き物は善を咎めるのが好きで、悪は例え偽物であってもそれが悪であるならばそりゃあ悪いことになるからな。

だから人は偽悪という言葉は使わず悪という言葉で一括りにしちまうんだ。

別に今分からなくてもいい。

お前ら機会があれば偽悪を成してみろ。


ああそうだ。

すごい昔のことで忘れていた。

そういえばそんな事言ってたっけ。

いや待て。

そういえばなんでこんな夢を見ているんだっけ。

そう考えたら段々と意識が明確になってきた。


改稿4/20

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