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黒と白の世界と  作者: 夕陽ゆき
第三章 『反転』
87/201

第三章24 『最悪』



いつもお読みいただきありがとうございます。

先日、活動報告の方でもお知らせしましたが、5/24日に第一章2『少女の声』の本文を大幅に改稿しました。

しかし今後の展開等には何の影響もございませんので、そのまま読み進めていただいて大丈夫です。

気になる方は、お手数をおかけしますが、一度戻っていただいて、その後該当話をご覧ください。


それでは、本編スタートです。



*** *** *** *** *** *** *** *** ***






「…………は、ぁ?」


 呆然。

 ただ、耳を疑った。

 イヤホン越しに聞こえた葵の声と、彼の言い放った事実に。


「今……何て」


 嘘であって欲しい、そう願い縋る。

 しばらく歩いて熱くなっていた体が急激に冷え、薄ら寒さすら感じるというのに流れる汗は止まるところを知らない。


 それを聞き入れてしまえば、思考を進めてしまえば、何かが終わる。終わったのだと、気がついてしまうから。


『奏太さん』


 しかし、事実は奏太を許さない。

 甘えも、逃げも、夢の時間も。

 普通で当たり前の、変わらない日常などないのだとそう告げる。


『……ユキナが、拐われました』


 彼の言葉が指すもの、それは拐われたという事実以上の意味を持つ。


 たったの数時間、そのくらいなら大丈夫だろうと。

 フェルソナと他の『獣人』達、ユキナだけを残していっても大丈夫なはずだと。

 奏太達が遅くなったとて、葵達にはメールで知らせておいた。だから、たったの数時間。

 それが終われば、ユズカもユキナも巻き込まずブリガンテを潰すはずだった。

 敵であるHMAと、手を組んで。


 だが、これは結果以前の問題だ。

 たった、と油断した奏太を、奏太達を嘲笑うようなタイミングでユキナが拐われた。

 全ては奏太の決断故に。


「————っ」


 こみ上げてくる怒りを奥歯を噛み締めて堪える。


 芽空とユズカを説得し、ユキナを一人にしたのは自分だ。

 フェルソナに頼み、任せてきたのも自分だ。

 彼がそれをサボっていたなどとは思わないし、普段の言動はともあれ、彼は立派な大人であり研究者だ。大抵のことには対処出来るし、気も回る。

 何かをきっかけにユキナが外へ出ようとしたとしても、彼ならばそれを止めたはずだ。だから、ユキナが本当の意味で一人のところを狙われることなどまずありえない。


 だとしたら、何がある。

 ユキナが拐われる理由。

 ユキナを拐うであろう相手は——、


「……ブリガンテか」


『はい。恐らくは』


 姉妹を自分達の都合が良いように利用してきたブリガンテ。

 たとえ構成が変わっていたとて、リーダーが健在なのであれば目的と行動指針は変わらない。


 ——ユキナをダシに使うことでユズカを武器とする。

 昨晩葵が言っていたことだ。

 そのブリガンテが再びユズカを手駒にするため、ユキナを拐ったというのなら、アジトは今現在危険な状態に陥ってる可能性がある。


 だが、ならばなおさら、奏太がやるべきことは決まっている。『怒り』のままに喚き散らし、理不尽に異を唱え叫ぶ——ことなど、しない。


 奏太は長く息を吐き、時間にして数秒瞳を伏せる。

 それから顔を上げ、くるりと振り返ると、


「————あ」


 奏太を注視していたらしい芽空と目が合い、どうしたものかと悩んだ結果、そのまま隣で退屈そうに待つユズカに視線を移す。


 芽空の視線が気になるところではあるが、今考えなければならないのはユキナの安否を含めたユズカのことだと切り替える。


 そう、普段の態度や過去の経歴、それらを考えると、ユキナが拐われたことを彼女が知れば取り乱すことはまず間違いないのだ。

 ユキナを拐ったのがブリガンテであるのなら、目的がユキナだけでなくユズカであるということも。

 ならばこそ、


「葵、今どこにいる?」


『アジトの入口……中枢区の北側、ちょうどHMA本部の近くです』


「——! なら、そのまま歩いて来てくれないか。分かってるんだろうけど……すぐ近くだから。場所は送る」


 合流を優先すべきだと、そう判断する。

 梨佳や希美、オダマキの力も必要ではあるが、今は連絡を取っている一秒すら惜しい。


『場所は送る、って…………奏太さん、確認しておきますが、どこへ行くつもりですか?』


「…………分かってるだろ」


『ブリガンテのアジトへ、ですか』


 葵をユズカと芽空に合流させ、奏太はブリガンテのアジトへ向かう。

 それは今現在後手に回っているラインヴァントにとって有利に働くはずだ。

 その場合、ユズカを狙ってくるであろうブリガンテの相手を葵に任せることになるわけだが——、


『状況を考えると仕方がありませんね。引き受けましょう。それに、奏太さんならともかく、相手は寄せ集め集団。ボクが返り討ちにしてみせますよ』


「————」


 葵はそれを迷う事なく承諾。

 ただいつものように自身を誇って他者を笑う。

 奏太には何も言わず、いつものように。


 葵はユズカを好きだからと言って、ユキナを忘れて惚気るような性質ではない。

 平等、とはいかないまでも、彼にとって姉妹の両方が大事な存在であることは、誰の目から見ても明らかだったのだ。

 だというのに、奏太には何も言わず。


 言いたいことも、ぶつけたいものも、電話の向こうの彼にはあるはずなのに。


「……ごめん、葵。俺が甘えた考えをしてたからこんな事になったんだ。もっと警戒しておくべきだった、俺が…………俺が、悪いんだ。本当に、ごめん」


『…………いえ、これは予想していた事態の一つです。まさかここまで動きが早いとは思いませんでしたが、連中も焦っているのでしょう。……気にしないでください、とは言いません。言えません』


 事実、梨佳や芽空に格好付けと称される通り悔しさ、悲しさといったマイナスの感情を隠すことの多い彼が、電話越しでもはっきりと分かるほどにこみ上げてくるものを堪え、絞り出すような声で奏太に言葉を返していた。


 以前の彼ならばここで激昂し、奏太は責められ、罵声を浴びていただろう。

 じゃあ今は、今は何が彼をせき止めているというのか。


『——ですが、奏太さんなりに良かれと思って行動した結果なんでしょう? それならば責めるのはおかしな話ですし、奏太さんならば失敗の尻拭いはする。そうでしょう?』


「————」


 分からない。

 彼をせき止めている理由、それが奏太への信頼なのだと分かった。

 けれど、どうして彼がそこまで奏太を信頼しているのか、どうして激情を止めてしまっているのか——分からない。


「…………分からないことばかりだな」


 考えてみれば、それは今に始まった事ではない。

 かつては『獣人』のことも、『怒り』の感情も。芽空のこと、姉妹のこと。

 奏太には分からないことばかりだった。


 ——でも、分かっていることもある。


「——俺は取り戻しに行く。だから葵は、ユズカや芽空を含めたラインヴァントのメンバー、それからオダマキとの合流を優先してくれ」


 一人で戦いに臨むことの愚かさを。

 それを為すだけの強さが、自分にはないことを。


『……加勢は必要ですか』


「一人で組織潰すのは『英雄』くらいだろ。少なくとも俺には無理だ。だから——頼んだ、葵」


 仲間の力を借りることの頼もしさを。

 それならば届く強さが、あることを。


 たとえ遅れてのものであっても、あるのとないのとでは大違いなのだから。


『ええ、分かりました。諸々に時間がかかりますが、無茶はしないでくださいね。それから————いえ。今は一分一秒が惜しいですから、もう行ってください。ボクはすぐにユズカと芽空さんに合流しますから』


「……何を言いかけたのか気になるけど、頼んだ」


 そうして、互いの役割を確認したところで葵に急かされ、通話を終了する。


 さらにそのまま現在地の送信を手早く終え、残すところは芽空の説得だけになったわけだが——、


「…………そーた。無茶、しないようにね」


「え?」


 芽空に視線を向けたところ、彼女は深いため息とともにユズカの手を取って見送る姿勢。


 彼女は、分かっていたのだろうか。

 奏太の疑問に答えるように彼女は言った。


「そーたを見てれば、おおよそは分かった。……私の意見としてはそーたを行かせたくないし、良い判断とは思わない。だけどそーたは行くんだよね」


「ああ、行くよ。……そんなに俺分かりやすいか?」


「うん、表情だけでも分かるよ。それくらいそーたは甘いの。甘いから、気をつけてね」


 納得したから、などととてもではないが言えない複雑な表情をした芽空。

 判断はともあれ、普段は奏太の意思を尊重してくれる彼女がそんな反応を見せるのは意外だった。

 ——いや、それほどまでに悪手だと彼女が判断しているからこそ、なのだろう。


 また心配をかけてしまうことに申し訳なさや、罪悪感。それらが浮かんでくるものの、奏太は振り切る。

 今ユキナを助けたいという感情を、奏太は誤魔化すことが出来ないから。芽空の言葉を聞いても、止まらないから。

 ただ生きて帰れるよう、無茶はしないと心がけるのみで。


 だから、


「——ユズカ、悪いんだけど葵が来るまで待っててくれるか?」


「みゃおみゃお? なんで?」


 ユズカの視線に合わせてしゃがみ、優しい声色で彼女に向き合う。

 荒事が始まろうとしているのに気がつかない、妹が危険な目にあっていることも知らせることが出来ないユズカに。


 きっと口に出したら彼女はひどく動揺し、最悪の場合どことも知れぬ場所へ一人で向かってしまう可能性すらある。

 考えなしに感情のまま動くのは曖昧で危険なものなのだと、奏太は知っているから。

 だからユズカに対し納得のいく理由を話さなければいけないのだが……何と説明したものか。

 そう奏太が頭を悩ませているところへ、


「いいよ、そーた。行って。私が説明しておくから」


 芽空が親指を立て、ゆるゆると笑みを浮かべて助け舟を出してくれた。

 また、助けられた。


「…………ありがとう、芽空。じゃあ——また後で、聞かせてもらうから」


「うん。また後で、約束叶えるから」


 互いの視線が絡み、後の再会を確認したのを皮切りに、奏太は彼女たちに背を向けて駆け出す。

 芽空と、ここにはいない葵にユズカを任せて。




 ————既に自分達が取り返しのつかない状況の中にいるのだと、知らないままに。



*** *** *** *** *** *** *** *** ***



 芽空達と別れて数分、奏太はある事に気がつき、近くの建物へと入った。

 同じ中枢区でも雑居ビルあたりとは違い、学生があまり来ないような場所だというのに華やかな装飾の施された屋上付きの娯楽施設。

 ゲームセンター、ボーリングにダーツといった各種娯楽がありつつも客はあまり入っていないようで、店側の都合はともかく奏太としては好都合なのだが——、


「じゃあ飛べるかって言われたら、また話は別だよな……」


 階段を駆け上がった先の屋上にて、視界いっぱいに広がる夕暮れの街並み。

 いずれも娯楽エリアや雑居ビルとは違い、会社や事務所、HMAの本部等々社会の重要な歯車が青や黄の滲むような光を放っており、そこには一学生にはまだ遠い、風格と言うべきものがあった。

 夜の街並み、と一言で表してしまえばそれまでだが、奏太の目的とはまた別の意味での未知に対する恐怖。大人達が、社会がずっとずっと遠い場所にいて、まるで隔離されているかのように錯覚して——、


「って、今はそんなこと後回しだ」


 奏太は頭を振って考えを払い、周りをぐるりと見渡すと、ブリガンテのアジトがどこにあるのかを再度頭の中で思い出しつつ歩いていく。

 どうやらこの屋上は射的のようなものをする場所らしく、歩ける範囲には限界があるが……それは奏太の目的の精神的難易度に比べれば、微々たるものでしかない。

 何故なら奏太の目的は、


「……屋上から屋上へ飛び移る。これが一番の近道のはずだ。けど——」


 隣の建物へ飛ぶための位置を求めてぐるりと周り、フェンスの前まで来て奏太は息を呑んだ。


「————っ」


 髪を、体を揺らす風が。

 フェンスを挟んでいるためまだマシだが、視界に広がる地上の景色が、奏太の中に恐怖心を生む。


 蓮と一緒に行った秘密基地や、観覧車とは違う。

 フェンスを越えて飛ぶなど、一歩間違えれば死ぬ可能性だってある、危険な行為だ。以前葵に言葉だけで教わったことがあるとはいえ、足の震えも悪い想像も隠せない。止められない。


 分かってはいるのだ。

 ここからブリガンテのアジトまでには距離がある。

 そのためには飛ばなくてはいけなくて、最悪の想像も頭から追い払って——、


「————違う」


 それは最悪の想像なんかじゃない。

 奏太にとっての最悪は、幸せが失われること。ユキナとユズカが、その輪からこぼれ落ちてしまうこと。

 姉妹と目の前の恐怖、どちらが上かなど、比べるまでもない。

 ましてや、こんなところで迷うなど。


「………………落ち着け」


 フェンスを越えるだけ。

 越えたその勢いで、隣の建物へ移る。専門の技術を学んでいない奏太でも、『トランス』を使えば無事辿り着けるはずだ。

 だから『纏い』を——否、『憑依』を発動させて、


「————ほらな、ここだって。穴場なんだよ」


 直後、遥か後方の入口からがやがやと複数の声がした。

 振り返らずとも分かる。奏太とは違い、本来の目的通りにここへ来た者達だろう。


 彼らの出現に一瞬体を固めかけたが、四の五の言っていられるほど彼らも状況も、奏太を待ってはくれないだろう。

 だから意を決して、


「————っ」


 弾むような感覚を味わいながら、跳躍。

 それはフェンスを高々と越えて空を舞い、驚きのあまり声が出そうになるほどの高所からの光景が毎秒ごとに切り替わっていく。

 だが、時間にしてみれば数秒。数コマだけの光景だ。

 体を震わせようとも、地を蹴った分のエネルギーが消滅して落下を始めた時には、奏太は隣の建物まで体を届かせ、そのまま着地していた。


 突然の出来事に脳が追いついていないのか、鼓動が早くなるのを感じるが、今は止まっていられない。

 全身に『憑依』を発動させたまま、さらに駆け出していき、跳ぶ。

 現実感などまるでない夢心地のままに、建物から建物へ。飛び移り、奏太は向かう。ブリガンテのアジトへ。


 奏太の跳躍を目にしたであろう者達の中に、ほんの二ヶ月とはいえ何度も言葉を交わし聞き慣れた男の声があったような気がして、気が逸っていても今は飲み込む。


「…………神様を信じてるかどうか、か」


 なんという偶然か。

 いや、偶然にしては悪い意味で出来すぎていると言ってもいい。


 一日に二度も同じ男に——秋吉に、遭遇するなど。


 彼の遊び人っぷりは本人の口から聞いていた。けれど、何もこのタイミングでなくとも良いだろうに。

 どうやらよっぽど神様は奏太のことが嫌いらしい。


 一日に何度も何度も精神を疲弊させられ、様々なことが重なり芽空の約束が延期になって、ユキナが拐われて。

 ふざけてるにも程がある。


 ————なんて、神様のせいにするわけはない。

 全ては奏太が招いた結果だ。

 秋吉とは話を交わさなければならない、ずっと前からそう思っていたはずなのに。ブリガンテが復活した時点で、ユキナとユズカの身が危険だということは分かっていたはずなのに。

 奏太がやるべきことも考えるべきことも怠った怠惰の結果なのだ。


 だからこそ、


「————待ってろよ、ユキナ」


 月下の下で空を飛び、疑問も後悔も全てを置いて気持ちをただ一心に入れ替える。

 望み、求めるのは現状ただ一つ。


「絶対に、助けてやるからな」


 奏太や、その最愛の少女蓮に憧れる普通の女の子。境遇や周りは特殊でも、誰とも変わらぬ幸せを望む少女ユキナを救って帰る。

 そうしたら後は奏太達が全てを終わらせて、皆が笑って幸せを迎えられる。


 だから、奏太は駆ける。駆けて駆けて、向かっていく。

 目的地は資源エリア、ブリガンテのアジトへ。



*** *** *** *** *** *** *** *** ***



「…………そりゃこうなるか」


 夜の街を跳ぶ、恐らくは奏太の人生において最初で最後の経験をして辿り着いたのは、廃工場の一つだ。

 資源エリアということもあって人があまり寄り付かず、広大な敷地。

 それがヨーハンの領地であれ何であれ、ラインヴァントのような例外でない『獣人』にとっては最高の隠れ家だろう。


 だが、


「なーにごちゃごちゃ言ってやがんだテメェ! ここが何なのか分かってやがんのかあぁん!?」

「馬鹿野郎、分かってて来てるに決まってんだろ。このガキは」

「関係ねえ奴が来たら潰すように言われてんだよ、だから悪く思うんじゃねーぞガキンチョ!」


 着いてすぐに奏太を迎えたのは、柄の悪い男達。

 前方にどこかで見たようなチンピラ、それから横にも後ろにも至る所にチンピラ。チンピラ尽くしだ。


「いまいち緊張感に欠けるけど、警備はしっかりしてるってわけか」


 オダマキの前情報では『獣人』だけでなく、過去に犯罪を犯してHMAに捕まった『人』もいるのだという。

 ならばこのチンピラ達は、警備のために当てられたその犯罪者共だと考えるのが妥当だろう。

 それから、警備をしている以上は、彼らが再度違法ファイルを使っているであろうことも。


「————」


 その数、ざっと二十。

 違法ファイルによる身体能力の補正がどの程度かは分からないが、数だけで考えればはっきり言って勝ち目がない。


 だが、奏太は彼らとは違う。

 彼らとは違うからこそ、出せる力がある。

 二十倍もの物量差を覆す獣の力が。


「……お前らに構ってる余裕はないんだよ。だからさっさと片付ける。だから——」


 だからこそ奏太は、強く踏み出し、剣呑と覚悟を音に乗せ、


「『獣人』として俺は戦う。相手が人でも、お前らがあいつらの幸せを邪魔をするなら、俺は!」


 ——体の中に眠る獣。

 奏太の力の源を呼び起こす。

 願いと幸せ。果てしなく遠いそれらへとこの身を届かせるために、奏太は幻獣を求め、叫んだ。


「————『ユニコーン』!」

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