一人目が飛んだ
二 一体目が飛んだ
短い黒髪を揺らして、
「Mei02は、どんな能力を持ってるの?」
Gos01は、私に問うた。・・・私と同じ顔なのに、なんでこんなに美しいんだろう・・・
「Mei02?」
「え?」
ちょっとだけぼんやりしていた私は、目の前のこの美少女に名前を呼ばれ、びくっとした。
そうだ、能力を聞かれてるんだった・・・いまさらながら理解した私は、Gos01の前なので&ぼんやりしちゃった→もじもじする、という心情→行動をとった。
「え・・・と・・・ひ、飛行能力・・・・・・」
「あなたもなの?!」
Gos01は、突如目をピカピカと光らせ(機械的でない意味で←ライトじゃない)、私の顔の真ん前に自分の顔を突き出してきた!
「どんなの? この部屋なんにも無いし、何より広いし、やってみせてよ!!」
「いえ・・・あのう・・・」
顔を近づけられて、さらにもじもじしてる私の目を、Gos01がじっと見つめてくる。
「いいじゃない、そのあと私も飛ぶからさ。一緒にそこの窓から外に行って、飛び回ろうよ!!」
部屋の端にある窓を指さして、Gos01はそういった。
「うう・・・・・・」
この美少女と空を飛べるなら・・・・・・
「わ、わかりました」
「本当っ?!」
Gos01が、ぱあぁっと輝く。
私は、わずかに頷き、
「じゃあ、ちょっとだけ離れて」
「いいわよ」
彼女は、すたたっと私から離れ、振り返ってほほえんだ。
私は、すうぅっと息を吸った。
「・・・っは!!」
その瞬間、
私の背から、私の身長の二倍はある、白い翼が現れた。
「わあっ!」
Gos01が声をあげた。
私は数メートル駆けて、
床を蹴って、
翼を操った。
ばさっという音が後ろからした。
「あっ!」
Gos01が叫んだのとほぼ同時に、私の両足は、床に完全につかなくなった。
もう一度翼を動かすと、私の両足は床から10メートル離れていた。




