アニメちいかわ199話青雲までを見た感想。
ちいかわのファンではないけど、
とてつもなく、あの世界が好きだ。
楽しい。嬉しい。の後に
それをうち壊す展開がくると、
「凄いな!!!」
と感心している。
視聴者が忘れた頃に、
残酷な現実を突き付けてくるのが
とても良い。
台詞が少ないのに、
泣けるシーンが多い。
(実際泣くことはないのだが、そう感じさせるシーンがたくさんある)
私は、あえて言うならハチワレ推しだけど、
他のキャラも嫌いなキャラはいない。
多分、好きなのはキャラじゃない。
ナガノという、神の作った箱庭から
目が離せないだけだ。
視聴者への問いかけ――というよりも、
『ちいかわ』という作品に一貫したテーマがある。
世界観が残酷なディストピアなのにも関わらずだ。
友達とは?
本当の優しさとは?
正解のない問いに、キャラクター達が向き合い、
互いに力を合わせる姿が物語の核なのだと思う。
ちいかわより後に、
草むしり検定の勉強を始めたハチワレが合格し、
ちいかわが不合格になってしまった時。
双子のような仲の良さだったのに、
ハチワレが孤独に陥る。
ちいかわは、不合格がショック過ぎて、
自分のことで、精一杯になっていたからだ。
こういうことは現実として、ままある。
自分の殻に閉じ籠ることでしか、乗り越えられない時。
どんなに仲の良かった友達であっても、
声すらかけられないことが起きる。
だから、合唱歌で有名な
『BELIEVE』
『今日の日はさようなら』
これらの歌詞が鮮明な光を放つ。
ちいかわは、100年前の人間も悩んだこと、
そして、100年後の人間も悩むであろう普遍的な出来事を切抜きながら作られた長編作品だ。
『青雲のうた』もそれと同じで、
こうであれば良い。あってほしい。
という温かくも清々しい理想の曲だ。
合唱歌や古いCMソング。
特別なことはない。
青臭いくらい語り尽くされた何気ない歌。
それが、煩雑な日常の清涼剤になる。
ちいかわの世界だけじゃない。
子供が歌う流行歌や、
ラジオから流れてきた演歌。
そんなものに、案外癒される事が現実には多いからだ。
それを追体験させてしまうのが、
ナガノワールドの奥行きの深さであり、
苦味を伴う味わいなのだ。
以上、書きなぐりメモ




