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新しい友達

「なぁ教頭の話長くねっていうか校長の話とほとんど同じだと思わない。」

いきなり後ろから話しかけられ僕は少し驚いた

「あぁうん。」

「ふーん。後体調もう大丈夫か、顔色悪かったから。

「うん。」

「ならいいや。」

そう言って彼はそれから始業式が終わるまで話かけてこなかった。

本当に思う。長い。校長も教頭それに後から話していた生徒指導の先生もほとんど同じ様な話だった。同じ様な話なら一人でいいじゃないか。時間の無駄だと思う。



「さっきはいきなり話かけて悪かった。話が長くて気を紛らわしたかった。俺は西嶋 恵太。」

「僕は富里 春斗。よよよよよよよよ、よろしく。」

「よろしく」

「••••••••••••••••••」

「喋るの苦手なのか」

「(頷く) 俺は気にしてないから。それにバカにする奴らの事なんか気にする必要はない。分からなかったらもう1回聞くから」

「ありがとう」

初めてだった。家族以外でそんなふうに言ってくれる人がいるのが。昔は喋り方が変とかなに言ってるか分からないとか色んな人にバカにされたから

「富里 さっき誰と喋ってたんだ。」

「えっと」

「初めまして。俺は西嶋 恵太 君は」

「あぁ俺は 田辺明 どうも。」

「せっかくだし教室まで一緒に行かない?」

「俺はいいけど富里はどうする?

「うん。僕も一緒に行くよ」

僕たちは3人で教室まで一緒に行った。



「西嶋はどうしてこの学校を選んだんだ」

「特に理由はないけど家から近い学校は私立しかないし実際に通う金もないから。それに電車通学に憧れていたから。田辺は」

「俺は兄がここの卒業生だし卒業後はすぐ働きたいから」

「そうなんだ富里は」

「僕は家から近いから。それだけじゃだめかな」

「「変じゃない」」

高校選びにも色んな選び方があるんだ。僕みたいに私立を受けなかった人もいるんだ。

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