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忘れ物

「富里おはよう」

「おはよう。朝から元気だね。

「なんか眠そうだな。寝るの遅かったのか?」

「うん。色々考えて寝れなかったんだ。」

そんなどうでもいい話をして先生が来るのを待っていた。


鞄の中みて僕は青ざめた。今日学校に出す書類を家に忘れた。鞄に仕舞うのが面倒で後からでもいいと思ってそのままだ。どうしよう。先生に怒られるかな。イヤだな言いたくないな.........。どうしよう…......。

怖い怖い怖い怖い怖い。

「皆さんおはようございます。今日はこの後始業式、そして残りの時間は書類を回収したり••••••••••••以上です。外に出席番号順に並んで出発します。」

「富里、どうした?なんかあったのか?先生富里がなんかあったみたい。」

「皆さんは先に外に出てください。富里君は大丈夫ですか。」

「あの、っっっせんせん先生。」

「富里君ゆっくりでいいから落ち着いて。」

「あああああ、あの提出物わすすすすっす忘れました。」

先生や田辺君は驚いて安心したような顔していた。

「体調が悪くなったのかと思った。」

「忘れたのはいけないことですが何もなくて良かった」

「田辺君ごめん。先生すみませんでした。」

僕たちは皆より少し遅れて体育館に向かった。


「富里って中学の時は忘れ物とか少なかったのか?」

「人より少し多かったかな~。その時の担任が凄く怖くて何て言うか高圧的だったり怒鳴ったりするような人で忘れ物した日なんかは何も考えられなくてまた忘れ物をするって感じかな。」

「ふーん。でもすぐ忘れた事を言えるのは良いことじゃん」

「ありがとう」

「でも次からは気を付けろよ(笑)俺が夜電話してやろうか(笑)」

「しなくていいよ。.........今日だけはやっぱりして」

「じゃあ、後でLINE教えるわ」


明日は気を付けようと思った。もしかしたら本当に田辺君が電話してくれるかもしれない。それで忘れたら申し訳ない。

高校生活初めての友達が田辺君で良かった

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