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現実

初めての自転車通学に少しだけワクワクした。僕と違って田辺君は中学も自転車通学だったみたい。

「富里は自転車通学初めてなんだな。」

「うん。自転車も古かったし新しく買ったんだ。それに今まで自転車保険入ってなかったみたいだからこれを機に保険に入ったんだ。」

自転車保険が義務化になったのは知ってたけど入っていなかったのは驚いた。知っているだけだダメだとその時気づいた。

「田辺君また明日。」

「おう。明日。」


「ただいま。」

不思議な気分で家に帰った。初めての高校。初めての友達。初めての自転車通学。何もかも初めてだらけだった。テレビでは時間帯的に昼のニュースをやっていた。僕と同じ様に今日が入学式だった高校が多いみたい。他にも食品の値上げ報道もやっていた。また米の値段が上がるみたいだ。母さんはテレビに向かって文句を言っている。

「母さん、明日はまだ弁当いらないから。後今日、他に書いてもらわないといけない書類あるから。」

「わかった。机の上に置いといて。」




母さんはここ最近米の値段が上がってるからと言って米の代わりにうどんやラーメンの日が多くなったり僕の好きな丼物系を作らなくなった。けど今日が入学式だったからか晩御飯に丼物系があった

「今日は入学式だったから久しぶりに海鮮丼にしたのよ」

「ありがとう。いただきます。」

「書類は書き終わったから後でしまいなさいよ」

「••••••••わかった。後海鮮丼美味しい」




寝る前にふと思った。ドラマや漫画と違って学校では緊急時以外スマホは使えないし屋上には入れない。なんだかつまらない。でも一人でも友達ができて嬉しい。





僕が先生に怒られるまで後◯◯時間

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