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戦場のホスト  作者: 佐久間五十六
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日本共和国軍の士官教育

 替えの効く下士官以下の兵士は、徴兵で賄う事が出来たが士官(少尉以上の兵士)は完全志願制となっていた。共和国軍には陸海空各軍にそれぞれ、幼年学校及び士官学校及び大学校の3カテゴリーに分かれて士官教育を行っている。無論、幼年学校から教育をスタートさせた者が将来のスーパースター士官(ゴールドランクオフィサー)に成り得るのだが、士官学校から入学した者は(シルバーランクオフィサー)と呼ばれ、大学校だけを卒業した者は(プロンズランクオフィサー)と呼ばれる。このランク判定により出世スピードに差が出る仕組みとなっている。

 幼年学校の定員は陸海空各1学年400人で3年間学ぶ。入学対象年齢は小学校卒業者のみ。幼年学校は世間で言う所の中学生にあたる。幼年学校を卒業すると中学校卒業の資格が与えられる。彼等は自動で士官学校に進学出来て、士官学校は一般の高等学校にあたる。士官学校も3年間学び、卒業すると高等学校卒業程度の学力が認定される。大学校に成ると、4年間の修了期間がある。卒業すると大学卒業程度の学力が認定される。

 これ等の学校は全て官費(国費)で賄われている。何故この様なスタイルをとっているかと言うと、一人でも多くの優秀な人材を共和国軍士官にする為である。どのカテゴリーからも出願出来るのは出遅れても、士官に成れる芽を潰さない為の配慮であった。オフィサーとは幹部と言う意味の英語である。

 実は、全ランクのオフィサーの中でもゴールドランクオフィサーの成績上位5名はプラチナオフィサーと呼ばれ、いきなり少佐に任官する。これは公にはされておらず、秘密裏に行われていた慣習であったが、プラチナオフィサーの存在は、在学生の中では有名な話で、皆そこを目指しているのだ。

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