モットー
作戦機ではNEW-1世代とNEW-2世代の作戦機が大半を占める大米帝国空軍に対して、日本共和国空軍の作戦機のほとんどがNEW-2世代の他NEW-3世代の作戦機が紛れている。
この様にピンポイントでは、量より質理論で優勢に立てる部分がある為、一概に作戦機の数だけでは勝ち負けを判断するのは難しいが、こうした作戦機だけではなく、空軍の扱うハイテク兵器の使用に関する兵士への教育にも、共和国空軍は力を入れている。
兵器がいくら高性能になっても、軍を構成するのが人である以上はその人間の力を軽視する事は出来ない。日本共和国陸軍のモットーは「最後の砦」である。日本共和国海軍のモットーは「精強精練」である。日本共和国空軍のモットーは「Key-to-defense」陸軍はまさしく日本本土を守り抜く為の最後の砦である。共和国海軍は、精強で精練された伝統的シーマンシップに忠実であれ。という事である。共和国空軍は、ハイテクな立体的な戦争に於いて、制空権をとれるかで戦の枢勢は決まると言う事である。
勿論、これ等の目標に一歩でも近付く為、訓練をして、作戦に臨む訳であるが、必ずしも目標通りに作戦を達成出来ない事もある。そう言う時こそ、軍人の真価が問われる事になる。臨機応変に動いてなんぼのものであろう。どんなに優れた兵器であっても、それを動かす兵士が、それらの兵器を使いこなせねば、どんな名刀もなまくら刀になってしまう。
そうならない様に日々鍛練し自己を磨くのである。エリートもノンエリートも軍を構成する全ての人間がその様な高い意識を持って、目標に向かわなければ、勝利の栄光には手が届かないであろう。少なくとも共和国軍全体が100%力を発揮してようやく、大米帝国を苦しめる事が出来ると言う様な苦境にあって、彼我の差が出るのは戦争を行うのが小さな小さな人間であるからではないだろうか。