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戦場のホスト  作者: 佐久間五十六
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13式小銃

 日本共和国陸軍の正式小銃は、13式小銃(2313年正式採用)である。マガジンを装填して最大20発もの弾丸を連射する事が出来る。マガジンには240発もの弾丸が入っており、戦闘時には兵士が一人で10本ものマガジンを携帯する。勿論、きちんと狙った物に必要以上に弾丸が当たらない様にするオートマティックセーブ機能が付いている。

 共和国陸海空軍全ての兵器は、四ツ星重工と牧野工業と海上制鉄の三社により生産されている。この13式小銃は、牧野工業生産のものである。国際的な標準から見ても、13式小銃はレベルが高い。最も陸軍の扱う小銃のレベルはある時期を境にして頭打ちになってしまっていたが…。

 この先レーザー技術の進歩により、弾丸式のマシンガンや小銃は無くなって行くのだろうが、それはまだ先の事である。つまり共和国陸軍は現状において、最高レベルの小銃を装備していると言える。勿論、これらの兵器をきちんと扱えねば何の意味もない。13式小銃は、威力だけではなく扱いやすさも追求された正に新世代の申し子と言えた。組み立てからマガジンの装填まで、何から何まで使いやすさを基準に作られた。革新的とは言い過ぎかもしれないが、基本的に共和国陸軍では、小銃のライセンスは5年毎に更新擦るものになっている。

 だが、150年以上の長きに渡って、牧野工業のSKシリーズ以外の小銃が共和国軍に採用されていない現状において、この13式小銃は、F-4と言う牧野工業の伝統を打ち破る革新的な小銃であった。性能や使いやすさで共和国軍は兵器を採用するかしないかを決めるが、使いやすく威力のある兵器はえてして、あまりない。兵器を作る側の人間からして見れば、それは命題の様なものである。バランスのとれた兵器を作る事は、牧野工業の悲願であった。その兼ね合いがとれた13式小銃は、間違いなく名機と言えるだろう。

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