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ボスオーク撃破

「それじゃ仕切り直しと行こうか。縮地!」

翼は一度左足で軽く3回ジャンプしてからボスオークに向かって行った。どこの十本刀だよ。

「ブヒ!」

ボスオークは翼目掛けてこん棒を振り下ろした。

「おっと」

翼は右に縮地をして避けた。左右の縮地は難しいらしいがバランスがいいからなのか?


「ボム」

翼が回避したのを見た茜はすかさずボムを放った。

「ブヒッ!」

ボスオークは慌ててこん棒を振り上げた。

「今ね。イグニッション!」

ボムが顔付近に来たタイミングで、茜はボムを爆発させた。

「ブヒャア?!」

ボスオークは顔を押さえてうずくまった。

「今だ。縮地!」

翼はうずくまるオークの前に行き、左目を突いた。

「ブヒャアアア!」

ボスオークは断末魔の叫びを上げた。


「かなりのダメージが通ったようね。そろそろあれがくるかしら」

茜はタイミングを取るように杖をゆらゆらさせながら呟いた。

「ブ、ブッヒー!」

ボスオークは左手で目を押さえながら怒り狂った。

「ブーーーー!」

怒ったオークはまた息を大きく吸い込んだ。

「かなり息を吸い込んでるな。力を前より溜めるつもりか」

ボスオークは息を吸い込み、一拍入れた。次の瞬間ーーー

「…イグニッション!」

ーーーボスオークの首が爆発によりふっ飛んだ。


コメ:…え?

コメ:な、何が起きたんだ?

コメ:わからん。でも首が飛んだってことは…。


ボスオークの首が一瞬呆けた顔をした後、魔石とこん棒と肉が辺りに散らばった。

『おめでとうございます。ボス撃破報酬が与えられます』

謎のシステムボイスと共に、上から小さな壺がゆっくり降ってきた。その壺を茜はしっかり受け止めた。

「…や、やった。やったあああ!」

茜は震える手で万能薬をストレージに入れてガッツポーズした。


コメ:やったあああ! ¥50,000

コメ:マジでビーストキングの攻撃なしで倒しやがった! ¥1,000

コメ:おめでとう!本当におめでとう! ¥10,000


「みんなありがとう。みんなが応援してくれたおかげで勝てたわ」

茜は撮影用ドローンに向かって頭を下げた。


コメ:いやいや。こっちこそいい配信を見せてもらったよ。

コメ:それにしてもどうやってボスオーク倒したんだ?

コメ:何か爆発してたのはわかったけど。


「密かにプチボムをバラまいてたのよ。そのプチボムが息を吸い込んだ時鼻から入ったってわけ。あの巨体なら吸い込んで体の中に入ってくれないかなと思ったらドンピシャだったわ」

茜は得意げに言った。


コメ:なるほど。冴えてるな。

コメ:でも確かにえげつない。

コメ:異世界だったら相当グロいことになってたな。


「でしょうね…。まあともかくボス倒せてよかったわ。早く帰って…ママに怒られないとね」

茜はそう言って苦笑いした。

だいぶえげつない倒し方でしたね。次はダンジョンを出てからの話です。

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