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情報戦

「ひとまず考えるべきなのはパーティーバトルまでの配信活動ね。私としては出来るだけ相手に与える情報を少なくしたいんだけど」

茜は最もなことを言った。

「そうだね。これまでの配信見られるのは仕方ないにしても新スキルや敵に対抗するための戦術の研究とかはなるべく見られたくないよ」

翼も茜に同意した。

「それでも配信しないとリスナーの皆さんをガッカリさせてしまいますし…。どうしましょう?」

望は額に手を当てて考え込んだ。


『はーい!試合に出ないビーストキングが敵全部蹴散らせばいいと思います!』

みくるが笑顔で提案した。

『却下だ。私たちは前のパーティーとは違うことをアピールする必要がある。彼らと同じようにビーストキングに介護されていては本末転倒だろう』

闇みくるがすかさず否定した。

「そうだな。おれ個人としてはお前らがあいつらみたいになるとは思ってねえが…。そういうマイナスイメージが付きそうなことはやめた方がいいだろう」

おれの言葉にみんな考え込んだ。


「…せめて新スキルは配信では見せないようにしましょう。試合が終わった後にまとめ動画として載せるのはどうかしら?」 

茜はしばらく考えた後口を開いた。

「確かにそれが一番無難な手だね。配信に乗せなければ手がバレることもないだろうし」

翼も同意した。

「そうですね…。今はそういう方向でいきましょう…」

望も頷いた。

『えー。それじゃ撮れ高と投げ銭減っちゃうよ!無能の剣が挑んで来なかったらこんなことにならなかったのに!』

みくるはそう言いながら地団駄を踏んだ。

『無双の剣、だ。彼らにその名を名乗る程の自覚はないさ』

闇みくるは辛辣なことを言った。

『そうだっけ?とにかく話終わったなら帰るね。おつミラクル!』

みくるはそう言いながら姿を消した。

「何でも有りねあの娘…。とりあえず次の配信の最初にこれからの方針をリスナーにお知らせしましょうか」

茜の一声で今日は解散することになった。


ーーー


「どうも。美姫と獣王です。今日はまず今後の配信方針について説明するわね」 

茜はリスナーに話を切り出した。


コメ:配信方針?何をするんだ?

コメ:ダメージ受けたら服が脱げるようになるとか?¥5,000


「そんなことしたらBANされるわよ!でも投げ銭サンキュー!大喜利が始まる前に言うけどこれからしばらくは新スキルを配信で見せるのはやめるわ。パーティーバトルが終わった後にまとめて動画で解説することにするわね」


コメ:あー。もしやつらが配信見てたら手を晒すことになるからか。

コメ:マジで邪魔だなあいつら。

コメ:お気の毒に。これで元気出して。¥5,000


「投げ銭サンキューだけど無理して投げなくていいから。気持ちだけで十分よ」

茜はリスナーに感謝しながら自制を呼びかけた。気持ちはありがたいけどリスナーの生活に負担はかけたくないしな。


「それじゃ気を取り直してDランクダンジョン、『狭い平原』を攻略するわ。行くわよ、みんな」

おれたちはダンジョンを進んだ。

「ギャオー!」

しばらく歩くと小さなドラゴンが出てきた。

『あれはプチリュウだね。データベースによると小さくても火を吹くそうだよ』

闇みくるはすかさず解説した。

「小さくてもドラゴンってわけね。ひとまずは小手調べかしら。ボム」

茜はボムを出し、杖でプチリュウに向かって放った。

「ギャオ!」

プチリュウは火の粉を放った。するとボムが爆発した。

「え、火でも爆発するの?!確かに魔法名ボムだけれども!」

あー。そういや今まで火を近付けたらどうなるか試したことなかったな。誰も火が出る攻撃したことなかったし。


コメ:あちゃー。配信で弱点みせちゃったね。

コメ:ど、ドンマイ¥1,000

コメ:ま、まあバトルで炎魔法撃たれた時爆発した時気付くよりマシじゃね?¥500


「そうね。本番でわかるよりはいいわね。切り替えていきましょ」


ーーー


それからはたいしたハプニングが起きないまま攻略は終わった。

遅くなってすみません。次の予定は未定です。

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