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ソロ攻略

「はっ!」

おれは出てきたゴブリンを爪で切り裂いた。

「ガオ!」

そんなおれを襲いかかってきたもう1体のゴブリンをリマが噛み砕いた。

「「ギャアアア!」」

倒されたゴブリンは魔石とこん棒を残して消滅した。 

「余裕だな。あ、ドロップ回収するか」

おれはストレージを出して魔石とこん棒を突っ込んだ。


コメ:ナイスファイト! ¥1,000

コメ:それにしても何でモンスターってドロップ落として消滅するんだろ?

コメ:何かゲームみたいだよな。


「そこらへんは未だによくわからないよな。ホントダンジョンって何なんだろ。おれが生まれる前からあるけど全く解明されてないんだよな」

おれは流れてきたコメントに返した。


コメ:確か30年前急に出現したんだっけか。

コメ:子どもの時ニュースでやってた時は本当に信じられなかったよ。

コメ:当時はフェイクニュースかと思ったけど、近所に実物が出現したの見たらもう信じるしかないよな。

コメ:本当に何でそんなの出現したんでしょうね。


「さあな。何となくダンジョン神が関わってそうな気はするけどまるでわからん。ま、そういう難しいことは頭がいい研究者に任せとくよ。おれはただダンジョンに潜るだけだ」

おれはそんなことを言いながら、襲いかかってきたアルミラージに裏拳を食らわせた。

「キュッ?!」

アルミラージは魔石を残して消滅し、それからすぐまた現れた。


コメ:え、また復活した?!

コメ:もしかしてスカウトってやつ?

コメ:ビーストキングチャンネルでは稀によくあることだな。 ¥500


「投げ銭サンキュー。誰かが言ってたがこれはスカウトっていう謎現象だ」

おれは説明しつつ、掌をアルミラージに出した。

「サモナーには召喚獣を増やす方法が2つある。1つは魔力を使って契約するエンゲージ。もう1つが倒したモンスターを一定の確率で仲間にするスカウトだ」

掌にアルミラージの額が触れると、アルミラージの耳に契約紋が刻まれた。

「スカウトで仲間にしたモンスターはそのダンジョンを出るか、やられるまでは消えない。だから召喚する魔力を消費せずに戦力が整うわけだ」

おれはアルミラージの額から手をどけた。


コメ:そうなんだ。それってエンゲージでもそうなの?


「ああ。エンゲージでも召喚する必要ないのは変わらないぜ」

おれは質問に答えた。


コメ:エンゲージとスカウトって具体的に何が違うんだ?


「そうだな…。エンゲージは成功すると確実に狙ったモンスターを仲間に出来る。反面失敗しても魔力消費するし、無駄に魔力消費する危険がある。スカウトは魔力を消費しない代わりに、仲間になるかは完全にランダムだ。それに人によってスカウト出来るモンスターに違いがあるらしい」

おれが説明するとコメントが更に流れてきた。


コメ:ビーストキングってことは獣が多いのか。

コメ:あれ、でも最後前パーティーでカメレオンいたよな。

コメ:おれ鷹とか蛇見たことあるぞ!


「おれの場合獣と鳥が多いな。後爬虫類と両生類か?とりあえず動物園にいそうなモンスターがスカウト出来る感じみたいだな」

実際ゴブリンみたいな人型や、スライムみたいな不定形や物質系のモンスターは仲間になった試しがない。虫や植物もどうやらアウトのようだ。


コメ:へー。サモナーによって違うんだな。

コメ:私はスライム。

コメ:ぼくの場合は虫だ。ちなみにぼくは人間な。

コメ:上のやつのせいでそいつの上のコメスライムが書いたようにしか思えなくなったんだが。


「お、サモナーの人も見てくれてるのか。正直な所本人の戦闘力以外サモナーとしてはまだまだ未熟な自覚あるから色々教えてくれると助かるぜ」

おれはコメを見ながら歩みを進めた。今の所順調そうだな。




「キャーーーーー!」

そんなことを思っていた矢先、甲高い悲鳴が聞こえてきた。

雑に設定書いておきました。次は救出に行きます。

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