赤ゴブリン撃破
「死ネ!ケダモノ野郎!」
赤ゴブリンは声を上げてこん棒で殴りかかってきた。
「はっ。死ぬのはお前だ!」
おれは攻撃を避け、ドリルでヒビを刺した。
「グッ。ダガコレデ逃ゲラレネエダロ!」
赤ゴブリンはそう言ってこん棒を振り回した。
「ハッ。効かねえなそんなの!」
おれは爪でガードしながらドリルにソウルを注入してドリルを回転させた。
「フザケルナ!放シヤガレ!」
赤ゴブリンは叫びながらこん棒でめった打ちしてきた。さすがに全てを爪で捌き切れなくてダメージを受けた。
「誰が放すか。とっととくたばれ」
それでもおれはこらえてドリルを押し込んだ。そして後少しで貫通しそうな時、ドリルの回転が止まった。どうやらソウルが切れたようだ。
「チッ」
おれは素早くドリルを引き抜くと、赤ゴブリンを蹴って距離をとった。
「…ククク。ドウヤラエネルギー切レノヨウダナ!モウ打ツ手ネエダロ!グハハハハハ!」
赤ゴブリンは高笑いを上げた。
「それはどうかな。来い、ブルース」
おれは近くの穴に待機させていたブルースを呼び寄せた。飛んで来たブルースはおれの肩をつかみ、上に舞い上がった。
「グハハハ。上空カラ高ミノ見物カ?テメエノテイムモンスターニオレヲ倒センノカヨ。隠レテルチータート虎デモ出シテミルカ?」
赤ゴブリンは余裕な顔をしている。相当自信があるんだろう。
「あー。やっぱ勘違いしてたか。まあモンスターからしたらわかりようねえだろうしな」
おれはそう言いながら赤ゴブリンに掌を向けた。
「ア?勘違イ?何ノコトダヨ?」
赤ゴブリンはわけがわからないという顔をした。
「こういうことだよ。サモン」
おれはそう宣言し、魔法陣からゾウを出した。
「…ハ?」
赤ゴブリンは呆然と上を見上げながら後ずさった。赤ゴブリンはデイグが掘って盛り上がった地面につまづいた。
「今ね。イグニッション!」
茜がそう言って指を鳴らすと近くにあったボムが爆発した。ゴブリンはバランスを崩して仰向けに転倒した。
「ソウルリリース。持ってけトム」
おれは右手のドリルを解除し、フライエレファントのトムの右前足にソウルを充填した。
「やれ、トム。フライングスタンプ」
「パオーン!」
トムは鳴きながら急降下し、右前足でヒビを狙った。
「ク、クソガ!」
ゴブリンは叫びを上げながらこん棒でヒビをガードした。だがトムの右前足はこん棒を折り、ヒビを踏み抜いた。
「言ったろ、トマトゴブリン。お前をケチャップにしてやるってな」
「ち、チク…ショウ…」
赤ゴブリンは小さく呟き、粒子になって消滅した。
どうにか決着をつけました。次は後処理などをする予定です。




