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美姫の成長

「ピキー!」

しばらく進んでいるとスライムが声を上げて飛び出してきた。

「ここはボクが行くよ」

翼はそう言うと腰の細剣を抜いた。

「はっ!」

翼は前に踏み出すと、スライムを目にも止まらぬ速さで突いた。

「ぴ、ピキ…」

翼の剣は正確にスライムの核を貫き、スライムは魔素を出して消滅した。


コメ:何かすごく突きうまくなってね?

コメ:前は全身で突っ込むだけだったから格段の進歩だな。

コメ:間合いの取り方もいいね!


「ギルドで特訓したからね。基礎をひたすら叩き込まれたよ」

翼は細剣を振ってスライムの粘液を落とした。

『すごいね。私もあの配信は見てたけどすごい進歩だよ』

みくるは腕で魔素を吸収しながら翼をほめた。

『そうだな。ただやみくもに突っ込んでた頃から成長しているよ』

闇みくるも翼をほめた。

「あはは…。まだまだこれからだよ。やっとまともに剣を振るえるようになっただけだしね」

翼はそう言って頭を掻いた。


「ゴブ、ゴブッ!」

「ゴブー!」

それからしばらく進んでいるとゴブリンの群れが出てきた。

「今度は私がやるわ。ハイボム」

茜は光の球を出した。


コメ:何かしれっと新しい魔法覚えてね?

コメ:ダンジョンじゃなくても魔法って習得出来るのか?


「ダンジョンだけじゃなくてギルドの施設でもスキルを獲得出来るんだよ。ギルドの中もダンジョン神の力が及んでるからな」

おれはリスナーに説明した。

『えー。配信外で強くなりすぎると撮れ高下がっちゃわない?』

みくるは配信者らしい疑問を口にした。


「かもね。ならもうちょっと新技出してみようかしら」

茜はそう言って杖を構えた。

「はっ!」

茜が気合いを入れてハイボムを突くと、ハイボムはゴブリンの所に飛んで行った。


コメ:爆弾を突いた?!

コメ:そう言えばあの球ボスオークが打っても大丈夫だったな。

コメ:こうすれば遅さの問題を解決出来るわけか。


「まだまだコントロールは難しいけどね。爆発させれば関係ないわ。イグニッション!」

茜は打ち込んだハイボムを爆発させた。

「「「ゴブー!」」」

爆発に巻き込まれたゴブリンは魔素を撒き散らしながら消滅した。

『すごい威力だな。コントロールがついたら更にいい武器になるだろう』

闇みくるは茜を誉めた。

「まだこんな物じゃないわよ。複数展開したらもっとすごいんだから」

茜はそう言ってニヤリと笑った。


「みんな強くなりましたね。出番がないのはいいことですが少し複雑です…」

望はそう言って苦笑いした。

「Fランクダンジョンだからこんなものだ。まあ何かイレギュラーがあるかもしれないから用心はしといた方がいいけどな」

おれは望にアドバイスした。

「もちろんです。みんなを治すのが私の役目ですから」

望はそう言って拳を握りしめた。

あまり話進みませんね。次回どうなるかは未定です。

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