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プロローグ

 私、レイチェルは皇太子殿下の婚約者である。

小さい頃から、婚約者候補として皇太子殿下と接していた私は、いつの間にか皇太子殿下に気に入られ婚約者になっていた。


 幸せだったの。とても。


 皇太子殿下もといエドワード様はとてもお優しくて、私もいつしかエドワード様に惹かれていった。

そうしていつしか互いに愛し合うようになったの。


「愛してるよ、レイ」


「私もですわ。エディ」


 私たちはお互いを愛称で呼ぶまでに仲良くなった。

それから身体の関係を持つまではあっという間だった。



 ずっとずっとエドワード様と一緒にいられると思っていたのに……。



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