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6.14

♢エレーナとカレン〜エレーナ視点


「むぅ、今度はお父様のお側にいれると思ったのに……」

 王族派の代表の後を付いて行くように言われ、彼らが済んでいる街へと向かう中で私と翼を隠したカレンちゃんは異様な視線を何度と向けられながら馬車に揺られていた。

「あら? あなたはマサルの人選に不備があると思っているのね?」

「エレーナ様! それは違います! きっとお父様にはお考えがあって……」

「ならお仕事頑張って後でちゃんと褒めて貰わないとね?」

「そうですね! わたし頑張ります!」

 とカレンちゃんの気分が乗ってきた所でお仕事の話に移る。

「それから使者としての役割を決めておきましょう。交渉は私で良い?」

「そうですね。交渉をわたしがしても全く進まない自信があります」

「そんな自信持たれても困るんだけど……一応、私も腕に覚えはあるけど何かあったら守ってね?」

「護衛ですね! 分かりました。エレーナ様に怪我一つさせませんからね!」

 カレンちゃんは嬉しそうに答えるがマサルがわざわざ神やその眷属を三手に分けたのは警戒すべき何かを感じての事だろう……少なくとも鬼人族と力比べをしたら私は勝てない。

「まぁ、パワーがあってタフなら強いなんて思ってないけどね」

 腰に下げたマサルの打ったアダマンタイトの細剣に指を這わせる。

 なまくらなら鞘ごと相手の剣を切り裂き相手の身体に届く業物……突けば重装備の鉄の大盾だって貫く私の相棒だ。

「使わないと嬉しいんだけど……無理なようね」

 王族派の街に入った瞬間に私は直感したのだ、ここは敵地だと。



「あなたたち頭が悪いの? 使者を迎えて部屋も与えず、宿もとらせず謁見ですって?」

 元女王親衛隊の名は伊達では無い様々な場に行った事があるのだが……入門から身体検査やらという名目のセクハラに数えきれない酷い対応に苛立っていた所に来たのがこの謁見の話だ。

「まさか断る気か?」

 断られる事など考えてもいないのであろう。

「勿論、お断りします」

「そうだろう勿論来るであろ……断る!?」

「王族がどうのと言ってますが面会する相手の名前も聞いてませんし」

「皇鬼様じゃ、ほら名前は分かったじゃろう! 早よう準備せい」

 名前の情報だけでどこの世界に敵地のトップと会う馬鹿がいるというのか……マサルならやるか……。

「おいくつですか? 特別に嫌がるような事はございませんか? 分別は付きますか?」

「二十と七つじゃ、人に意見されるのが嫌いじゃ。あとは……王族じゃぞ? 分別が付かない訳がなかろう」

 面倒そうに答える使者、しかし私は内心盛大な舌打ちをしていたのだ。

「(二十七にもなって人の意見も聞けない分別の付かないガキかぁ……面倒な事を言い出すんだろうなぁ)」

「お早く準備をお願い致します」

「(待ても出来ない駄犬になんで他の部族がついてくると思ったのよ……)」

「準備しろって言ったって準備をする部屋が無いなら部屋を与えるなり、宿の準備がいるって言ってるのよ! この馬鹿! 出直して来なさい!」

 とうとう使者を強制的に追い返す事になる……周囲の人々は苦笑いを浮かべてこちらを眺めている。

「あの、宿がなければ宜しければウチに泊まりますか?」

 と恐る恐る声をかけて来たのは中年の優しそうなおばさんだった。

「ご迷惑になりませんか?」

「上の方々に呼ばれているのでしょう? あまり時間も無いのでしょう? それに広い家なのに住んでいるのが私一人になってしまいまして」

 案内して貰うと確かに街の中でも他に見ない程に綺麗な大きな家で、一人で住んでいると言うには手入れが良い届いているのが逆に違和感として感じる。

「エレーナ様、彼女はおそらく癒し手ですね。多分、遠い先祖に何らかの他の魔族との交わった相手に癒しの力を持つ者がいたのでしょう。それが覚醒遺伝の形で出ています」

「あら、そちらのお嬢さんは凄い眼をお持ちなのね? 私の力を言い当てた人は初めてよ。出来れば誰にも言わないで頂ける?」

 その一言に王族には知られていないし、知られないように人々をこっそり癒してきた事を悟る。そして感謝を感じた人たちがこの家の一帯を綺麗に保っているのであろう。

「勿論、誰にも言いませんよ。あなたはここの民に必要な人ですもの」

「ありがとうございます。まぁ、何もない所ですがごゆるりとお過ごし下さいませ」

 家の中もなかなかのセンスで程よく日が入り落ち着いた雰囲気を見せる。

「その部屋が客室となっています。一応ベッドは二つありますが別々のお部屋が宜しければご用意しますのでおっしゃって下さい」

「いえいえ、一部屋で十分ですよ。あまり気を使わないで下さい」

 なんて話をしていると外が慌ただしくなる。

「何やら騒がしいですね、何かあったのでしょうか?」

「エレーナ様、あれはわたしたちを探しているものと思われます」

「面倒ね、女の身支度の時間くらい待てないのかしら……謁見(笑)とか言ってたわね。では正装に着替えましょうかカレンちゃん」

「えっ? あ、それは良いですね! 名案です! ちょっとお父様の所に行って持ってくるです」

 と姿が消えたカレンちゃん。

「さて、久しぶりの正装……入るかしら……マサルのご飯がこの時ばかりは憎たらしいわ」

 乙女の悩みはいつもどこでも同じなのである。



「探しておりましたぞ……ってそのお姿は……?」

「あら? 言ってませんでした? 私これでも国で近衛騎士の長を務めておりますの。今回は船団の船の一つの指揮を任され船長という肩書きもございますわね」

「わたしは護衛ですので」

 私とカレンちゃんの簡単な自己紹介に顔がひきつる案内役。カレンちゃんが持って来たのは正装の鎧だったのだ。

「それでどちらに行けば宜しいの? 準備は出来ているのでしょうね?」

「えっ? はい、すぐに案内させて頂きます」

 と案内されたのは街のど真ん中にある趣味の悪い像と建物だった……なんというか……THE成金丸出しなのである。

「………………」

 カレンちゃんが露骨に嫌そうな顔をしているけどこれもお仕事なのよね。

「さぁ、カレンちゃんお仕事の時間よ」

「はっ! そうでした、お父様に褒めて貰うんでした」

 とキリッとした顔になるカレンちゃん……可愛い!

「では、この奥に皇鬼様はいらっしゃいますので武器をお預かりします」

 案内役はそう言って私の剣に手を伸ばすが、カレンちゃんの拳が案内役を吹き飛ばす方が先だった。

「何をするっ!」

 鬼人族の兵士たちが周りを取り囲み叫ぶ。

「何をって当然じゃない。騎士の帯剣は普通王族に対しても認められているし、ましてや勝手に触れようとするなんて気が触れたとしか思えないわね」

「腕を切り落とされなかっただけ良かったと思いなさい」

 きっちり事前に対応を予測し打ち合わせした通りの展開に内心笑いが止まらない。

「どうするの? 皇鬼様とやらは私たちと会うの? 会わないの?」

 戸惑いをみせる兵士の背後から怒声が飛ぶ。

「いつから皇鬼様を待たせていると思っているんだ! 通って貰え!」

 どうやら待ても出来ない駄犬はこれ以上待たすと物理的に誰かの首が飛ぶようだ。

「………………」

「どうした? 早く行け」

 扉の前で佇む私とカレンちゃんを咎める兵士。

「使者で淑女の私に扉を開けさせるつもり?」

「すいません、すぐにお開けします」

 兵士は慌てて扉を開ける。普段なら別に扉くらい自分で開けるけど相手は公式な場の謁見(笑)としたいようだし、何もかもが気に入らなくて全部ケチ付けたい感じなのである。

「えっと……使者の方をお連れしました」

 そう言って兵士は一礼して下がる……一瞬止まったのは私たちの名前を言おうとして分からなかったのだろう、誰だっけとさ迷う視線が哀れである。

 中には小柄で横暴そうな顔で笑う男が一人と女性が三人……多分妻たちなのだろう。

「よくぞ参った異国の使者よ。我こそ鬼人族の正当なる血統の長子にてここの地を治める皇鬼である」

 いきなり名乗りを上げ始めたのは待ての出来ない駄犬こと皇鬼くんである。

「ヴィンターリア王国女王親衛騎士団団長エレーナでございます」

「エレーナ様の護衛をしておりますカレンです」

 べとついた油のような不快な皇鬼の視線が気持ち悪い……カレンちゃんの目に殺意が芽生えて来ているのが分かる。

「して、どのような要件で参ったのだ?」

「お呼びになられたのは皇鬼様だと存じ上げますが?」

 そう言うと後ろの女性の一人が皇鬼の側へ行き、何やら耳打ちする。

「そなたたち、我が一族の呪いについて何か知っているらしいな?」

「呪いですか……あぁ、マサルの言っていたやつですね」

「マサル? 何者じゃそやつは?」

 皇鬼のその言葉にカレンの殺気が鋭い槍のように皇鬼を襲う。

「ぐあっ⁇」

 息が止まったような苦し気な声を上げて皇鬼は気を失い、そのまま後ろに倒れこむ。

「(気持ちは分かるけどカレンちゃんやり過ぎよ!)」

「(神、それも主神の配偶者であるお父様を知らない為政者などあれでもぬるいです)」

 正論過ぎてカレンちゃんの言葉を否定出来ません……倒れた皇鬼の身体を女性たちは慌てて揺すると残念ながら皇鬼はすぐに目を覚ましたようだ。

「なんだったのは今のは……まさか呪い?」

 どこまでお馬鹿なのだろうこの駄犬は……。

「お身体の具合が悪いようなら出直しますが?」

「いや良い、それよりも呪いの話を聞かねばならぬ」

 もうこちらが帰りたいのは察してくれないのか。

「それでは説明しましょう。あなたたちは王族という輪の中で婚姻を繰り返していますね?」

「あぁ、王族の血を濃く子孫に残す為だ」

「それが間違っていたのです。親近の者と婚姻を繰り返すと劣性遺伝子が生まれやすいのです」

「遺伝子?」

「身体を作る時の設計図みたいなものよ。つまり劣性遺伝子というのは間違った図面で身体が作られるの。心当たりがあるでしょ?」

 つまりの所、病気や障害を持った状態で産まれてきやすいのだ。

「では呪いではなかったのか?」

「えぇ、外部からちゃんと嫁なり婿なりを迎い入れれば解決する話よ」

「外部か……そうだ、おぬしら我の妻にならぬか?」

「ごめんなさい、駄犬の飼い主なんて迷惑だわ」

「ヴィンターリアにはあなたを相手する程女性安い女はいないで」

 仕方ないの……この時は本当に気持ち悪くて我慢が出来なかったのですから。

「我は鬼人族の正当なる……」

「ただの一般人ですよ、あなたは。変な勘違いしないで下さいね?」

「鬼人族が王国を作った事なんて一度も無いので王族なんてのはいないのです」

 バッサリ私とカレンちゃんの言葉で切り捨てる。

「貴様ら……我らをよくも小馬鹿に……」

「小馬鹿? あんたらこそ国の外交なめんじゃないわよ! あんたらみたいな失礼な王族がいてたまるものですか!」

「王族というのがどれ程の責任を持っているか分からない愚か者に偉そうにされるのは我慢ならないのです!」

「このっ! 者共こいつらを殺せ! 生きて返すな!」

 皇鬼は遂に兵士を私たちへけしかけたのだった。

 まさか本当にこの剣を使うことになるとは……。



「カレンちゃん、この際だから近衛の技術を叩き込んであげる! 強いのは分かるけど一人で突出したら駄目、護衛対象から離れないのは鉄則よ」

「はい、エレーナ様!」

 次々に集まってくる兵士を鞘付きの剣で次々と気絶させていくカレンちゃん。

「動きをもっと制限なさい、もっと小さな動きでもっと小さな力で十分倒せるハズよ。無駄な動きは減らし洗練しなさい。あなたは強い……しかし強すぎるが故に力任せになりすぎよ」

「もっと小さな動き……もっと小さな力で」

「ほら、私とな間が空いてきたわよ! 護衛でしょう!」

 慌てて距離を戻して再び交戦するカレンちゃん。

「小さな力で戦えれば長く戦える。今は力の制御に神経を使っているから余計に疲れるでしょう? でもそれを自然に行えるまで繰り返しなさい、今回は反復し放題よ!」

 一人の死者も大怪我人も出さずに気絶だけさせる事を課題にして屋敷内を回っていく。もちろん、気絶しただけの兵士は戦線に復帰出来るし人数が多いと休みも取れる。

 私とカレンちゃんにとって終わりのない戦いが始まったのだ……勝利条件はただ一つ相手の心を折る事だけだ。

 四時間が過ぎ兵士たちが疲れをみせる中、私とカレンちゃんは完全に目的を見失いカレンちゃんの訓練を繰り返していた。

「ほら、何度も言ってるでしょ! 護衛対象から離れない! 剣だけに頼って遠くの敵を倒そうとするから前にどんどん進むんでしょう! 片手で剣が振るえるんだから体術も混ぜたりしなさい」

「はい! エレーナ様!」

 まるで鬼教官と訓練生のような掛け合いをしながら動きを反復し護衛対象との距離を身体で覚えようとするカレンちゃん。

「なんなんだこの女たちは……我ら鬼人族がこんなに疲れているのになぜ動きが鈍らない!?」

「むしろどんどん強くなっていってるぞ……」

 驚愕する兵士たちの心境などお構い無しに動き続ける。

「そろそろカレンちゃん交代しましょう?」

「まだまだやれますエレーナ様!」

「分かっているわよ、あなたはとても強い子だもの。だから一つレベルアップしちゃいましょうと言ってるのよ。私の戦いをよく見ておきなさい」

 私の言葉を皮切りに護衛役を交代すると私は剣帯に剣をさしたまま体術のみで相手の兵士を気絶させたり、投げ飛ばしたりする。

「私も独自に学んで数年だけど合気道と呼ばれる相手の力を使って戦う武術よ。相手の流れを感じ最低限の動きで攻撃の方向を変えてやるのよ」

「はい! エレーナ様!」

 こうして一時間見とり稽古をして、再度カレンちゃんは敵の中へと突っ込むのだった。

「こら! 護衛はどうした!」

 怒られてシュンとしながらカレンちゃんはまた体術の反復練習に戻るのだった。



 ……丸一日が過ぎた。

 逃亡しようとする兵士が見えたのでカレンちゃんが門を塞いでから兵士たちの必死度も上がってきた。彼らの技量の上達も見えていてカレンちゃんの練習相手として悪くないものである。

「なかなかに仕上がって来たわね」

「ありがとうございます、エレーナ様!」

 カレンちゃんは肉体的にはどんな戦士よりタフで強靭だが流石に精神的に疲れが限界に近いのを感じとり、そろそろ見切りを付ける事にする。

「カレンちゃんもなかなか仕上がって来たね。じゃあ、そろそろ終わろっか?」

「良いのですか? まだ彼ら動けるようですよ?」

「そうね……じゃあ、最後は総仕上げって事で護衛無しにして二人で敵軍のど真ん中に入って殲滅戦って感じにしましょうか。もちろん殺さず気絶までよ?」

「自分から倒しに行くのですね!」

「さしずめ対暴動鎮圧訓練って所かしら? 準備は良い?」

「勿論です、エレーナ様!」

 と二人で同時に動き始めるが身体能力的にカレンちゃんの方が早い……しかし私もヴィンターリアでクックやらランスロットやらマサル相手に訓練してきた訳では無いのだ。

「エレーナ様凄い……踊ってるみたい」

 動きの静と動が凄く滑らかで、回避行動自体が次の攻撃の溜めになり攻撃が次の回避の道を作り上げていく。金属製の鎧が一度も音を立てず全身をコントロールしきった姿にカレンは見とれて動きを止めてしまう。

「カレンちゃん!」

 叫んだ次の瞬間、一人の兵士の槍の穂先がカレンちゃんの脇腹に届いたのだった。

「………………刃が通らない?」

 驚いたのは槍を突き立てた兵士自身で何故かいくら力を入れても目の前に少女に槍が刺さらないのである。

「カレンちゃんも疲れているのでしょうね……本当に終わりにしましょ」

「はい、すいませんエレーナ様……少し集中力が乱れていたようです」

「じゃあ、カレンちゃん翼を出して神の威を教えてやってね! ここはマサルの事を知らぬ不届き者の巣窟よ?」

 その言葉にカレンちゃんの目付きが完全に変わった。

「傾聴せよ! 神ビクティニアスと神マサル娘カレンの名において汝らに命ずる!」

 翼を広げ少しずつカレンちゃんの身体が宙に浮く。

「皇鬼を始め今まで王族を名乗り民を使役してきた者を厳罰に処す。罪状は王族とは神が国を持った者に与える一つの称号のようなものである。それを勝手に名乗り民を騙し私腹を肥やすとは言語道断である」

「皇鬼、せっかく立ち直るチャンスもあったのに残念ね。兵士の皆さん捕縛なさい」

 戸惑いながらも王族を拘束していく兵士たち。

「本当に神が降臨なさったのか……わたしたちは何て事を……」

 私とカレンちゃんと戦っていた兵士たちが頭を抱えている。

「そりゃあ自分たちが戦っていたのが主神の娘とか本気でビビるわよね。兵士の皆さんは気にしなくて良いのよ。むしろお疲れ様でした、良い訓練になりました、ありがとうございます!」

 こら! あれだけ戦って訓練? とか化け物とか淑女に向かって言わないの!

「あの……ここの統治はどうなるのでしょう?」

「大丈夫よ、何とかなるから。だってアレ(マサル)が来るもの!」


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