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3 巻き込まれた青年は……

登場人物が微妙に違うので別物に見えるけど、大筋ではあんまりWebと書籍で変わりありません。

勿論、書籍でしか読めない話とかは沢山ありますので気になる方は是非とも書籍をオススメ致します。

市丸きすけ先生のイラストがとても素敵なのです!

漫画の田舎のホームセンター男も古来歩先生が素敵に描いてくれています。月刊少年エースで連載中なので毎月26日は要チェックですね♪

「ちょっと聴いてるの?」


 ルルの説教の熱が少し引いたその時、少し視線を反らせたのを気付かれて慌てるミコトであったがそれどころでは無い、


「あのルルさん……メイもリュリュもいなくなってるんですが……


 ようやくミコトは自身を犠牲にしてメイもリュリュも逃走を計った事に気が付いたのだ。


「あの娘たちは……本当に仕方ないんだから! もう良いわ、ミコト君にはまたの機会にしましょう。ミコト君も早く嫁にする女の子を捕まえて結婚を考えないといけないわよ」


「いやオレはマサルさんが結婚してからで良いですよ」


 日本人の感覚で十八歳のミコトは結婚はまだ先の話だと思っているだけなのだがメイもリュリュも先ほどのミコトと同じように『マサルが結婚してから』と言って結婚を逃げていた為に、ルルの何らかのスイッチが入ってしまう。


「ミコト君? やっぱりそこの座りなさい。結婚と男の甲斐性についてみっちりレクチャーしてあげるわ!」


 笑顔の奥に見える本気の何かに気圧され、ミコトは勧められるままに椅子に座るが最後、昼御飯時にミコトを探しに来た同世代の青年たちをも巻き込み夕方まで『結婚』について深く考えさせられる事になるのだった。


「良い? 本来なら十五歳で成人する時には将来の伴侶を考えるものなの! それを貴方たちは揃いも揃って結婚に見向きもしないで!」


 相当に不満が溜まっていたのであろうルルからの何度目になるか分からないループした同じ話に涙目になっていたミコトたちであったが救いの神は存在したのであった。


「あれ? ルルさん……にミコトたちも……何か有りましたか?」


「いえ少し不甲斐ないところを叱っていただけですよ。何かご用でしたか?」


「いえ、メイとリュリュに新しい課題をと思っていたのですが……それともうじき夕飯ですよ?」


「もうそんな時間ですか、ではこちらのお話もこれまでにしましょう。良いですね? 今後、ミコト君たちは精進して下さい。以上です」


 マサルの登場によりルルの説教は止まり解散となった。当然、ミコトたちはマサルを救世主のように崇めるのだがそもそもの原因の最大がマサルだとは誰も気づかなかったのであった。

少年エースの発売日です!

めっちゃ素敵でした!少年エースにファンアート届いてたみたいですね〜メイちゃん可愛い(ノ´∀`*)

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