これはケイオスですか、いいえカオスです。
僕らは今、別館の三階の一番、角にある教室に来ていた。
なんでそんな面倒くさいところに来ているかってそれはここの禿ている校長もとい馬鹿な校長が全生徒は必ず部活動に入るとか意味わからない事を決めたからだ。全くもって意味がわからない。
「お〜い、義経。目が腐ってボォーっとしているぞ」
「だから!義影ですって。それに僕の目は腐っていません、多分ぜったい」
「ほれ、そんな事いいからとっとと入ってこい」
そう促されて教室に入る。
そこには二人の女子生徒がいた。
一人はほんわかしていてゆるふわ系。
もう一人は如何にも清楚系でいるけど目つきがすごい冷めていて氷の女的な感じだ。
うわ、こっち睨んできた、こわっ。
「あなた今、失礼な事を考えなかったかしら」
「いえ、滅相もありません」
うわっ、怖っ。なんで分かったんだよ。読心術?
後、目が怖くてつい敬語になってしまった。
リボンの色からして同じ学年の奴にくっ、不覚。
「で、秋山先生。その子は誰ですか?」
「嗚呼、こいつか。私の奴隷だ」
「普通に嘘をつかないで下さい。後、そこのお前。間に受けている顔をするなよ」
「ええ、男は全女の奴隷なんでしょ?」
「えっ?何その固定観念、怖っ」
「ふふふ、許してあげてね〜。この子昔いろいろあって男性嫌いがひどいから〜」
「ふふっ、この男は私のどれ・・」
「だから、あんたは何時まで言っている!」
何なんだ。ここはなんだこのケイオスはいや、カオスか?
だが、この場のカオスはまだ終わらない・・・・・。
「遅れてスミマセ〜ん。ってヨッシー?何でいるの?」
「だから、ヨッシーじゃないって言っているだろう!このわた何とかめ!」
「だから!私は渡邊って言っているでしょう」
とそんなカオスが続いているが先生らしい態度見せた秋山先生に収めさせられる。
とりあえず椅子が出される。
だが、どう数えても人数分は足りない。
てか、僕の分がない。その為しょうがなく自分で椅子を出そうとするが、
「あら、あなたは奴隷じゃなかったのかしら。奴隷の分際で私達と同じ椅子に座るなんていいご身分わね」
「ふん。ほざいてろ。ここは日本で基本的人権が守られて奴隷なんて身分はないんだよ!」
「基本的人権?」
「何だ?そこの綿毛はそんな事も知らないでよくこの高校に入学できたな」
「べ、別にそんなの分かっているし。てか、綿毛って私のこと?」
「もう名前を覚えるのは面倒だから綿毛で妥協してやる」
第一、人の名前を覚えたって意味がない。
だからその為に名刺とかが存在しているので無いのか?
まあ、今はそんなことはいいか。
「まあ、そう険悪なムードになるなよ。お互い何もわかっていないことだし、まずは自己紹介からしよう」
「先生が先生らしい事を言ってる」
「どういう事だ、それは渡邊ぇ〜」
「痛い、すみません。失言でした〜」
ほんと何なんだここは。
日本かここは?異世界のように感じるぞ。
こいつらがおかしいから。
と、まずはゆるふわ先輩から自己紹介が始まった。
「じゃあ〜、部長の私から〜。私の名前は加賀 一二三と言います〜。三年生ですぅ〜」
なんだろう。さっきからこの人は語尾を伸ばしてばっかでややうざい。
それに胸がでかい。見た感じこういう感じなのがDTの敵なんだよなぁ。
注意しておこう。うん、そうしよう。
「じゃあ、改めて私ね、渡邊 皐月よ。いい加減覚えなさいよね」
「しゃあ、最後は私になるわね。そこのゴミ虫に名乗る名なんて本当なら無いのだけど」
「いちいち、めんどくさい表現ばっかするな。僕は面倒くさいのは嫌いなんだ。第一、お前の事なんて、どうでもいい。分かったらとっとと、名乗れ」
「本当に貴方は傲慢だわね。本当に変わっていない」
「うん?なんか言ったか?」
「いや、別に私の名前は彩蓮寺 雪女。間違えて雪女とか言ったら、潰すわね」
「あっはい。分かりました。だから睨まないで下さい」
何だろうか。潜在的にこいつの睨みを怖がっている。いや待て、その表現は厨二くさい。
嗚呼、考えるのをやめよう。うんそれが良い。
じゃあ、僕も自己紹介するか。
「では、僕の名前は蓮池 義影です。基本的にはここに入ったのは強制的何であまり特に活発的に動くつもりはありません」
「強制的?何でなの?」
「ふふっ!それは私が話そう。校長先生が全生徒を部活に入ると決めたからだ。で、こいつだけが2年の中で部活に入っていなかったから。私の部活に入れてやろうと慈悲をな」
「いやいや、あんた、働けとかぬかしていたよな」
「そんな事は・・・あるな」
「いや、だから•••嗚呼、もう良いです。何でも無いです」
そんな感じで僕はこの「なんでも部」に入る事になってしまった。
これから待ち受ける受難を考えると頭が痛くなってきたから、頭を使う事をやめた。
グダグダになってしまった、が、こんな感じで今後も書いていきたいと思います。
次回は他の二作に力を入れたい為一週間のうちにはと思っています。