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何故、先生は結婚できたのか?

「話が進まん。どうしたものかな」


いや、〆切まであとまだ三週間程度はある。

それでもいつものペースと比べて見ると若干遅いな。

そん感じでふと今、何時なのか気になって見ると既に夜の十二時を回っていた。


「はぁー。寝るか」



翌朝、いつも通りに朝が来た。つまらんことだな。いつも通り、学校へと行くか。

ガッタンゴットン。ガッタンゴットン。

いつも通りに学校へと着き、昨日からは妹と学校へ来ているので、妹とは玄関で別れて、自分の教室へ向かう。

気怠い様子で向かっていたら誰かに声をかけられた。


「おはよう、ヨッシー」

「はぁ?ヨッシーじゃないって何度も言ったらわかるんだ?お前の脳はしっかり働いているのか?えっとわ、わ、わたわたさん?」

「違う〜私はどごぞの綿毛よ。私の名前は渡邊って言っているでしょう。良い加減覚えなさい」

「ふん。そんなのに脳を使うぐらいなら死んだ方がマシだな」

「軽!命の判断基準軽!」

「てな訳で僕と関わるなよ」


と、言い残してそこから去る。

朝から面倒くさいのに絡まれたものだ、全く。

僕は、極力人とは関わらないで生きていたいと言うのに。

ややこしい奴だ。何だっけ?わ、わ、渡何とかさん。

さあ、席に着いたことだし、小説の続きを考えるか。

僕の連載している小説の内容はざっくり説明すると異世界召喚ものだ。

主人公の力はチート。そのチートの力で魔王を倒す。そして、周りには美人美女な美少女とハーレムまっしぐらだ。

実は昔の自分の夢だった。今、思い返して見ると恥ずかしくて発狂するレベルだな。

前回は魔王の第一の四天王を倒したところで終わった。

そして、今回は第二の四天王を倒すところなのだが、新キャラをどうするかで非常に迷っているのだ。

どうするかも悩んでいる内に教室は騒がしくなった。

ちっ、うるさい連中だなぁ。

消えて・・・・・ごほん。どっかに行ってくれないかなぁ。

どうやら転校生の二次元娘(自分がそう名付けた)が来たらしい。

初め見た時はおおっ、と思いをした自分もいます。はい。だけどこんな平凡な僕に絡んでくると思うか。そう答えは簡単、否である。

万が一起こったとしてもそれは天変地異を意味する。

て、僕はまた厨二的脳に走ってしまったな。

直さなきゃな。うん。

ボォーとしている内にどうやら昼休みがやってきたらしい。

さてと、行くか。

が、僕の昼食を邪魔する人が現れた。


「ふっふふふ。ふっはははは。この私がお前の自由を赦すとでも思ったか。はっ!失笑ものだな。ふっ」

「・・・・・・・・」


この人とは本当に教師なんだろうか。

精神年齢が14歳ではないのか。

どうして人前でこんな事が出来るのだ?

うー、やばい。昔の事を思い出してしまった。


「あの、秋山先生。なんか用ですか」

「少し面貸せよ」


何それ、いつぞの不良さん。

ほら、教室に残っている人たちが「またやっているよ、秋山先生」て感じな目をしているぞ。


「あっはい。分かりました」

「さっさとしろ」


そんな感じで職員室の一角にあるスペースへと連れてこられた。

胸ぐらを捕まれて、これもう完璧に拉致じゃないですか。


「嗚呼〜、恥ずかしかったー」

「じゃあ、何でやっているんですか」

「ほら、そこはもうそういうキャラで定着しちゃたからさ」

「やめて下さいよ。その目、昔の自分と重なるから」

「そうか?今のお前の目は腐っているぞ。がっはははは」

「その笑いはどこの山賊ですか。それに腐っているってどごぞのひき○やくんですか。大概にしないと日向先生に言いつけますよ」


日向先生と言うのはこの学校の保健室の先生だ。ちなみに日向先生はこの秋山先生の旦那さんだ。

嗚呼、やっぱりよく出来たよな。この人が結婚しているなんてな。

世の中何が起きるか分からん。


「うっ。それだけは止めて、また怒られる」

「怒られる事をしなきゃ良いんでしょ。それより用事は何ですか?」

「あっそうだ。一応、釘を刺しておこうと思ってだな」


何を言っているんだ、この人は?

僕の何処に釘を刺しておこう何だ?


「今、お前何の事だと思わなかったか」

「い、いや別にそんな事は無いですよ」

「腐っている目が泳いでいるぞ〜。ま、お前はいつまでも都合の良いことしか覚えていないんだな」

「ま、それが自分の唯一の現実に対する反抗ですから」

「その性格もひん曲がっているよなぁ。ま、私に言われたく無いと思うが」

「全く、そうですよ。で、さっさと本題に入っていください。まだ、昼飯も食っていないんですよ」

「おっそうだったな。昨日の事だよ。部活の件だからな。今日の放課後、ここへ来いよ」



はぁー。何でこんな事になったんだろか。

結局、昼飯食べれなかった。

「絶対だからな」と言われてしまった。

全く面倒くさいことだ。

そんな感じで午後の授業は空腹に耐えつつ、

過ごすことになった。

そして、放課後。


「で、何処が部活の部屋なんですか?」

「よし、さっさとついて来い。装備品をしっかり装備したか?」

「今から一体何処に行くんですか。ここはRPGの世界じゃ無いんですよ」


その後、先生の後をトコトコついて行く。

そこは本館ではなく、別館にあるらしい。

やや薄暗い廊下を進んでいく。

てか、別館の三階って遠いな。

そして、やってきてしまった「何でも部」。

ちなみに先生が結婚できた事は静高の七不思議の一つです。

作者も不思議で不思議で仕方ありません。


次回の投稿は一週間の内にはやりたいです。

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