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こうして始まる僕の日常。

自分の願望と性格を混ぜて混ぜて作ってみました。

主人公の世界がこうだったらいいな、がたくさんでできます。

此れは世界に絶望した少年が織り成す物語きせきである。


「はぁー。今、読み返して見ると痛々しくて目も当てられないな」


自室の部屋で自分・・)の小説を読み、自分の狂いっぷりに嘆いていた。

あー、僕の名前は蓮池 義影。父曰く、正義には必ずしも闇(影)がつきもの……らしい。

年は16歳、今日から高校二年生になる。

家族構成は父がいて、母がいて、三つ上に姉がいて、一つ下に妹がいる。

趣味と呼べるような趣味は無いのだけどもしいて言うならば、本屋巡りと小説を書くことである。

基本的には何処にでもいる高校生である。

別に不思議な力が使えたり、謎の陰謀に巻き込まれるなんて事は無い。

まぁ、痛々しかった時には結構、考えていたのだが・・・その話は痛々しく目も当てられないので語りはしない。

そこそこ良い進学校に通っている。

友達と呼べるような人物はいない。

基本的に他人に関わることを避けているのがスタンスなのでいない。

学校では、ノートやパソコンで小説を書いていることが殆どである。

総じて、周りから見れば友達のいない可哀想な奴だそうだ。

それを担任の口から聞いた事が記憶に新しい。

別に無理してでも友達ごっこをしている輩の感性が分からない。

小説を書くことは趣味兼仕事・・なので誰にも言われる筋合いは無い。

ここだけの話、自分な痛々しかった頃に某文庫に何回も何回も応募していたら、偶然の中の偶然確率で通る事が出来たのだ。

そうして僕は高校生兼ライトノベル作家をする事になった。

この事は家族ぐらいにしか話してはいない。

なんでかって?当然、面倒くさいからである。


「ふぅー。そろそろ時間か、学校行くか」


現在の時刻は6時である。

僕が通っている高校は県内でも有名な高校である。難点があるとするならば家から遠いことなのだが。


「ていうか、あいつは起きなくて良いのか?6時に出ないとほぼ遅刻確定なのだが」


あいつとは一つ下の妹のことだ。

今日からあいつは も僕と同じ高校に通うはずなんだが・・・・。

一高、妹だから、起こしてやるか。全く、しょうがない奴だ。


「おい、千尋。起きろよ、朝だぞーー」

「ううう〜、あと、5・・・」

「五分も時間は無いぞ、早く起きろ」

「あと、5年」

「馬鹿か、さっさと起きろよ!」


布団を引っぺがし、頭にデコピンをくらわせてやった。

妹の名前は蓮池 千尋。父曰く、多くの人と触れ合い、どんな人で尋ねる事が出来る人物にな……らしい。

名の如く、人当たりが良く人気があるみたいだ。

僕と違って・・・・・。

まぁ、家だとダラダラしていて、面倒くさい。


「ひ、ひどいよぉ〜、お兄ちゃん。こんな可愛い妹をこんな極寒の地に置き去りにするの。お兄ちゃん、鬼畜だよぉ〜」

「はぁー。まず、此処は極寒の地でも無いし、僕は鬼畜じゃない。ほら、学校に遅れるぞ」

「げっ、本当?じゃあ、お兄ちゃん。下で待ってて」

「何で僕が待っていなくてはならんのだ?」

「もう、そういう屁理屈は良いから、待ってて」


妹に部屋から追い出され僕は五分くらいだろう、結構待った。

どうして、こういう時って女は遅いんだ?


「ごめんごめん、髪を整えるのに時間がかかって。ごめんね、お兄ちゃん」

「はぁー。もう良い、さっさと行くぞ」


僕と妹は家を出て、下り坂を出来るだけスピードを出して下っていく。

まだ、4月の朝の風は少しばかり寒かった。

若干、タイムロスをして、早くしていたため、余計に寒かった。


「おい、転ぶなよ、千尋」

「私、そんなドジじゃないよぉ〜」

「いやいや、お前は十分にドジ属性だからな」

「だったら、お兄ちゃんは厨二属性と捻くれ属性だね」

「んな!?それは昔の事だ!」

「そう言い切れるのお兄ちゃん」

「ぐぬぬぬ……若干、否定出来ない自分がいるから余計、腹立つ!」


そんな雑談を挟みつつ、駅へと向かって行った。

駅に着くと、数人ばかしの高校生がいた。

もう人がいるんだなぁ。まぁ、僕らのような人がいても可笑しくないか。

いや、それにしても少ないな。

まぁ、でも、多いよりはマシか。


「おーい、お兄ちゃん。聞こえてる?早く行くよ」

「あっああ」


定期パスを使って通り、電車を待つ。

そんな平凡な1日になるはずだった……いや、違う違う。平凡な1日となる。

非常につまらない。つまらないつまらないつまらないつまらないつまらないつまらない。

おっとしまった。つい感情が抑えられなくなってしまった。

ボォーとしていると一人の女子高校生が来た。よく見ると同じ高校のようである。


「おっ…千尋ちゃんと……ヨッシーじゃん。お早う」


は?気楽に話してきて何だこいつは?しかも、ヨッシーで誰だ?

ヨッシー、ヨッシー・・・はっ!僕の事か。

何だ、こいつ僕に喧嘩売ってるか?まぁ、買う事なんてないが。

まぁ、僕は寛容だから。例えマ○オがいつも飼い馴らしている緑の生物と同じ名前で呼ばれようが怒りはしない、決して。


「おいおい、ヨッシーって呼ぶなよ。おい、ってか誰だ?」


前言撤回、僕はそこまで寛容ではなかったようだ。

それにしても僕はこいつの事を知らない。

てか、なんで千尋の事も知っているんだ?

そして、千尋はなんでやれやれという風に首を振っているんだ?


「お兄ちゃん。馬鹿なの?」

「はぁ?僕は基本的にはテストだと10位以内をキープしている。第一、僕にこんな見た目が今時の女子高校生の奴と知り合いな訳が無いだろう?」

「何よ?今時の女子高校生って、皐月よ。さ・つ・き。渡邊 皐月よ」

「?」

「忘れないでよぉ〜〜」


皐月?誰だ?・・・・・はっ、去年にそんな名前の奴がクラスにいたようないなかったような……ムムム、わからん。

「さ、さっちゃん、私は忘れてなよ」

「うううー。ありがとう、千尋ちゃん」

「お兄ちゃん、酷いと思わないの?」

「いや?別に・・・」


何故僕が酷い奴、扱いされなくてはならないのだ?

というが、何故いちいち人の名前を覚えなくてはならないのだ?

まぁ、白哉とか火焔のような強烈な名前なら覚えるんだが。


「高一の時、同じクラスだったでしょう」

「やはりそうか。薄っすらそんな気がしていたんだ」

「ごめんね、家の馬鹿お兄ちゃんが」

「良いよ。私、結構、人気あると思ってたのになぁ」

「まぁ、いいか。ほら、そうしているうちに電車、来たぞ」


ここから静岡駅まで約一時間、ガッタンゴットンされながら行く。

其処からバスを使って30分、そうして僕の通っている高校に着く。

見慣れた景色にため息をつきながら約一時間。

妹達は話に夢中になってるのか、あまりこちらには話してこなかった。

そんな僕はというと現在、連載している小説の続きを練っていた。

そして、駅に着くとバスが来るのを待つ。

ざっと高校への行き方はこんな感じとなっている。

この間で難点があるとするならばバスへと乗るときに同じ高校の人が多いことである。

まぁ、それは県内から人が集まっているためしょうがなくもあるが。

何故、それが難点なのかはこういう輩がいるからである。


「お早う、皐月!…と後ろの子もお早う」

「お早う、佑磨くん」


榊原 佑磨。爽やかフェイスと人当たりの良い性格とその優しさで女子達の注目の的となっている人物だったような気がする。

てか、何気に僕だけ無視されていないか?

まぁ、去年のアレを考えると無理も無いか。

まぁ、こちらも面倒くさいから放っておくか。

しかし、こちらには空気の読めない愚か者がいた。


「佑磨くん、あの……ヨッ、じゃなくて義影くんもいるんだけど……」

「・・・」


何こいつは空気が読めないんだ。社会人になったらどうするんだ?

まぁ、僕には言われたく無いと思うが。


「ああ、そうだね。お早う、義影くん」

「えっ、あっ、お、おはようございます」


爽やかボイスとフェイスで挨拶して来るんだが、目がちっとも爽やかでは無いので怖かった。

ていうか、挨拶されるとテンパるから止めてもらいたい。

そもそも、こいつと会話なんか交わしたく無い。

てか、こいつはなんでこんなにも僕の事を敵視するのか分からない。

まぁ、丁度バスが来たので逃げ込む。

バスに乗って30分、何一つ会話も無いまま過ぎ去っていった。


「おい、千尋。忘れ物は無いよな?」

「もう、其処までドジじゃ無いって言っているでしょう」

「ヨッシーって妹には甘いんだね」

「僕は他人・・)に興味が無いだけだ。ていうか、ヨッシーって呼ぶなよ!」


校門前で千尋と別れて、クラス表がある所に向かって行く。

そこには案の定と言うかそんな感じで榊原と皐月?と同じクラスであった。

うわぁ、とても面倒くさそうだなぁ。何ていうか、テンプレだな。

僕は人溜りを避け、玄関が開くのを待っていると一人の少女が現れ、僕はその少女に意識を奪われた。

髪は金髪で青色の目、整っている顔立ちに、結構ある胸。如何にも外国人だってことがわかる。

その姿は全ての者を魅了する。端的に言えば美しいすぎた。

この出会いは僕の人生を大きく変えるとか、よくあるラノベ的な展開を考え、すぐにあり得ないなと考え直す。

だが、その少女が僕の人生を変えることは今の僕には知る術がなかった。

こうして、僕の高二は始まったのであった。


とりあえず、まだ金髪の少女の名前は考えていません。

どうしよう。

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