三冊目・神道と日本人 葉室賴昭
葉室賴昭 著 「神道と日本人」
私は日本人です。日本人でよかったと思わせる一冊です。また日本人でなくとも日本を理解するという意味でおすすめしたい一冊でもあります。
近年日本の在り様、日本史を正しく見直す気運がありますが良いことだと思っています。一連の慰安婦報道問題ですが、当時の首相が談話の形で認めたので日本に対する国際的な評価も落ちました。それまでは靖国のヤも慰安婦のイも韓国や中国は何も言わなかったのにあちらに有利な外交カードの一つになってしまってどうしてと思います。慰安婦って何を指しているか意味わかりますか?
発端となった朝日新聞の行動は私にとって不可解なことです。とても不思議なのです。どなたか私を納得させてほしいです。当時朝日新聞の購読者でありながらワケわからないです。ええ、私のことアホとでも何とでも言っていいから誰か納得させてくださいと言いたいです。と世の中の片隅から小さい声で申し上げます。誰も聞いてくれませんけどね。
ちなみに私は右翼も左翼もどっかの主導権争いをしている政治家さんも含めて本当はケンカどころではないと思っています。だって……すでに現在少子化来てるぞ、数十年後には六十五歳以上が人口の半分を占めるぞ……こりゃどっかの国に侵攻されたら目も当てられぬ非常事態になるぞと私はマジで皆さんに言いたいです。でも誰も私を納得できるわかりやすい説明をしてくださいません。みんな政治や世の中の動きを知らせるため、率先して国のために働いていらっしゃるはずなのに、お金をもらっているプロの偉い人なのにわかりやすく教えてくださらないのです。私は単なるアホだから、ほったらかしで十分なのでしょうか。ああ本筋とは全く無関係の話をまたしてしまった。話が横道にそれてしまうのは悪いクセでございます。
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この本を書いた葉室氏は奈良県の春日大社の宮司様でもう亡くなられています。私は二度ほど会ってますが、本当に会っただけ。当時私は某病院に勤務していたので、その病院に知己がいたらしく状況を尋ねられたりしました。葉室氏は名の通った現役バリバリの形成外科医師ではありましたが、神に導かれて宮司になられたのです。この作品を読んで初めて宮司の履歴と日本人として日本をどう思っておられるかがわかり(と申しますのは葉室宮司が偉すぎて私ごときがしみじみとお話を伺うことは不可能だった。当たり前ですが) 感銘を受けたのです。
医師としての目と神職としての目があわさって日本という国の在り様、神に対しての存在と敬いの在り様を見つめるとても稀有な本となっています。そこらにある神道関係の本とは一味も二味も違います。読まないとわからない内容満載なのですが、難しくはなくお金を出してわざわざお取り寄せして読んでも損はないと思います。日本人向けですが在日、海外の人でも思想信条関係なく日本に興味のある人なら読めると思います。続刊ありです。二巻まで。
宮司はこう言っておられます。
国の歴史と民族の誇りを失った国は必ず滅びますと。
初版発刊は千九百九十九年、当時からもう日本はめちゃめちゃになっているとすごくすごく心配されている。
滅びちゃいやだよマイ日本。
私も乱読するタイプではありますが、気に入った本は何度でも繰り返し読むのです。この本もそういう大切な宝物な一冊なのです。