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声劇台本置き場/全部5分位  作者: 如月ふたば


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8/14

和風婚約破棄(三人用/男女比1:2)コメディ風

木偶の坊:男性/いい所のぼんぼん 

姫:女性/木偶の坊の許嫁

馬子:女性/当て馬風

坊「本日をもって姫との許嫁関係を破棄する」


姫「承知いたしました」


坊「なんと不快な女子(おなご)

そのような態度で馬子(うまこ)をも侮辱していたのであろう。

そなたではなく、新たな許嫁を馬子に選んで良かった。

な、馬子?」


馬子「姫様、だそうです」


坊「!?

そうかそうか、姫本人の前では苦々しく思い

そのような本音をを申せぬじゃな」


馬子「木偶の坊、あんたは黙ってて」


姫「馬子ってば本当にいつも強気ねぇ。

  それで馬子は、どうしたいの?」


馬子「当然わたくしは、今まで通り姫様専属の忍びでございます」


姫「人が沢山いる前で、正体明かしちゃだめよー」


馬子「左様でございますね」


(同時に)

姫「ウフフ」

馬子「キャッキャ」


坊「どういうことじゃ!?」


姫「あなた様のようなボンクラでは理解できないでしょう。

では帰りましょう馬子」


馬子「姫様。帰ると言う言葉、心待ちにしておりました」


坊「う、馬子!!

あの愛の言葉や営みは全て、うそ偽りであったというのか。

そなたの健気さを、姫が利用しているのではないのか?」


馬子「利用されたのはあんただし

それに営みのこと、こんな大勢の前で言うなんて下品です」


坊「閨の事を申すのは、そなたに恥ずかしい思いをさせたな。

相済まなかった」


姫「本当に、この男、自分の立場理解できていないわね」


馬子「こんな男の元で、姫様こそ本当に不憫でございましたわね」


姫「馬子ほどじゃないわよ。

まあ、馬子の手にかかった木偶の坊も、ちょっと可哀そうね」


坊「なんということじゃ!!」

ほれ馬子、今、あの女子の態度を聞き及んだであろう?

枕を交わした我らは、もう夫婦同然じゃ。

もうあの者は怖くない、素直になるがよい」


馬子「枕を交わす?

そんな下品な事、姫様の前で口にしないでくれない!?」


姫「まわ心配だなんて。馬子ったら優しいのね。うふふ」


坊「そこの女子!!そなたは黙るのじゃ!!

馬子、そちは本音を申しておらぬ。そうじゃの?」


馬子「コイツ、マジうぜー。せっかくだから教えておいてあげる。

あんたは今後、私の術のお陰で独り寝出来ず夜毎(よごと)

女人(にょにん)(はべ)らさないと死ぬわよ。

とにかく、あんたはご自分のお父上から勘当されないうにね?」


姫「久々に我が家に、馬子も帰れるわね。

あなたが忍びってバレちゃったから、

今後ここに居るあいつと、他の輩をどうするか考えましょう」


馬子「姫様と帰れるのが嬉しくて、

つい秘術のことまで口にしてしまいましたわ」


姫「まぁ、お上手だこと」

婚約破棄してみたかったんです

でも今更感があったから和風にしてみました


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