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感覚は、あてにならない! 58章 莉乃の覚醒

 莉乃が死ぬくらいなら俺が死ぬと、突撃しようとしたそのとき、ドレスを着た少女がはさみで男のことを切りつけた

「誰だいったい…」

「ラナンキュラスちゃん!あのでかい男がターゲットよ、殺して!」

それから、素早すぎて俺の目では負えないほどのすさまじい戦闘が繰り広げられた。

俺も、少しづつ未来を見ながら、戦闘の様子をうかがっていた。

そのとき

「はっ!危ない!」

クローバーさんが殺されてしまう未来が見えた。俺はとっさにかばったが、その瞬間尋常じゃない衝撃が体を通り抜けた。

まずい…これしぬ…

「花夏ちゃん、君徳君、離れたところに連れて行って」

俺は、花夏に引きずられ、少し離れたところに来た。

「よくも…よくも君徳君を殺したな!」

いやいや、俺死んでないけど…やっぱり天然でかわいいなぁ…

なんて思った矢先、莉乃からものすごい殺気が流れてきた、この男よりも強い殺気だ

「殺してやる」

次の瞬間、莉乃は消えた。そして瞬きをした次には、男は5メートル近く吹き飛ばされていた。

 空気が振動した。衝撃波というのだろうか、莉乃の攻撃により衝撃波が発生した。

「なんだぁ、こいつ…」

流石の大男もひるんだ、というか死んでないだけすごいと思うよ、うん…

「すごい、莉乃ちゃん強い…」

クローバーさんちょっと引いてるやん…前もなんか覚醒した時あったけど、あの時は真反対な感じだな、前は一切殺気がなくなったけど、今ではものすごい殺気だもんなぁ…

「あまえ、隠してやがったのか!」

男は、立ち上がろうとするが、莉乃が蹴りをいれて立ち上がらせない

「くそっ、立つくらいはいいじゃねぇかよ!ぐはっ!」

容赦ないなぁ、怖すぎ怒らせたらこうなるのか…でもそんな一面もいい!

「わかった、降参だだからやめてくれ!」

「死ねー!」

あっなんも聞こえてないわ…


3分近くたっただろうか、莉乃が蹴り続けた男は見るも無残な姿に…ひでぇこれでもまだ死んでないってマジかよ…

「莉乃ちゃん、抑えて!」

雪ちゃんが、氷で無理やり凍らせて、動きを止めようとしたがすぐに割られる

「俺が行きます」

「無茶だよ、殺されちゃうかもよ?それにまだ回復してないし」

いや、俺は殺されない。莉乃は殺さない、未来がそう言っているから

「莉乃、俺は生きてる。落ち着いて、よしよしいい子、いい子。落ち着いたね」

体に限界が来たのだろう、莉乃は眠ってしまった。

「おぉ、さすがありがとう、殺されてしまうと困るからね、後は私たちの仕事だから、ありがとうこいつは、私たちの部下が今向かってるから、彼らに運ばせるから君たちは、もう帰ってくれていいよ」

「ありがとうございました、それでは、また」


最終任務 完

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