表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

1日目

目的地まで2時間かかる電車の中で少しの悲しみ、落ち込み、現実感の無さ、余り何も考えられない。でも怒りが1番強い。

何故娘が、何故私の娘が、何故善良に暮らしている私達の娘が。

それが1番頭の中をぐるぐる廻る。

昔誰かに言われた貴方に降りかかる困難は貴方が乗り越えられると信じて神が下されるとかなんとか。

思い出して怒り。家族を巻き込むな。

病院に到着。

妻は憔悴しきっている。

泣きすぎて瞼が腫れて人相が変わってしまっている。

娘はP ICUという集中治療室にいるらしい。

家族待合室で長い時間待つ。

妻を強引に食事に行かせる。

4時間待つがまだ娘に会えない。

ようやく先生から説明があると案内される。

『脳動静脈奇形』

下された診断の名前。

詳しく説明を受けた。理解出来る。

左半身は麻痺。

先の事を考え麻痺の回復について聞いてしまう。

→まだ命も危険な状態で先は何も分からない。

では命は助かるのか。

→急変しなければ。

ようやく昔はよく娘に会える。

眠っている様に見える。

沢山の、本当に沢山のチューブに繋がれている。

涙が止まらない。

喉が裂けそうに痛い。

目が開いた。

『喉が渇いた』

目が開いて話が出来た!

きっと大丈夫!

でも涙が止まらない。

声をかけ触れる。

大声で泣きたい。泣き叫びたい。

でも堪えるしかない。堪える。

看護師さんにお願いするも今は無理と謝られる。

すぐに眠る。きっと眠っている。

機械から大小のアラーム。無数のチューブ。

でも落ち着いた空気。

信頼出来る。

この病院を見た時から、自動ドアをくぐり入った時から、先生を見た時から信頼出来る気持ちが強くなっていく。

こんな良い病院に搬送されて娘は運が強い!

だから大丈夫!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ