校内ダンジョンを追放される僕達
掲載日:2022/03/12
クラスメイト達が時間をかけて一人ずつ死んでいく。
子供だった僕たちはこうして大人になっていくのだろうか?
校内の最奥にいる僕は安全だと思ってたのに。
『やらぁぁ!死にたくないのぉ!』
今日はとうとう隣の席の友達が死んだ。じゃあ僕も死ぬじゃないか。
友達は巨人によって天空に放り投げられた。
ここで死ぬと天空か暗闇に放り投げられる。
僕はどちらに行くのだろう。
『久しぶりだね。元気にしてたかい?君は相変わらず子供だねぇ』
何日かして友達が生き返った。日ごと身長が伸びていき、見た目も口調も大人になっていた。
「あえー?足がうごかないろぉ?」
とうとう僕も死ぬときが近づいてきたらしい。
足がガクガクする。血が止まらないよぉ。
巨人が僕を指で摘まんで揺らす。そして僕は慣れ親しんだ校内ダンジョンを追放され、天空に放り投げられた。
「お母さん!奥歯の子供の歯が抜けた!」
「あら。また大人の歯が生えてくるわね」
僕も大人になってまた口内に戻ってこれるのだろうか?




