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3話

「俺が転生小説を書くならこんな感じ」

「あー今日もいい天気だな~」俺の名前は朝日翔馬、30代で社畜だ。

ある日、事故で死んでしまいここに転生してきた。

 こことは、俺がやっていたオンラインゲーム「ユグドラ」のようなところだ。

今の状況は、田舎で円満の家族と過ごし、今年都にある学校の寮に入る予定だ。

「助手くん、ここまでで質問は?」

「なぜ学校へ?転生者は能力が高いのでは?」

「転生者は、学ぶためではなく女と出会うために学校に行く。あとは、自分に都合のよい人間を友達と呼び特別扱いする。」

「現実では、能力を確認した学校関係者が脅威と考え排除されるか、研究素材として確保される。」

「未知の力を持つものを国が管理しないわけないだろ。」

「それで、このあとどうなるんです?」

「この後は、学校で女の子に囲まれるけど誰とも結ばれずだらだら過ごして、魔族?というか人類の敵があらわれて主人公が英雄になるかんじだよ」

「なるほど、それで終わりですか?」

「そうだな、大まかにはそんな感じ、オンラインゲームにあるスキルとかステータスとかわかるようになってるとか、とっても邪悪な敵を殺害する感じだな。」

「それっておもしろいですか?」

「ああ面白いよ、とっても面白い!少なくとも俺はそう思うし作者は尊敬してる。」

「じゃあ先生もそんな感じで書いていくんですか?」

「無理無理、まず面白く書く才能がない、というか小説を書く才能がない」

「だから全く新たらしい異世界転生を俺が考えるのは無理だ」

「まず、主人公の死因はスマホにきた一通のメール。内容は、この文章を十人の友達と共有しないと死ぬ。」

「これでだいたいの人間が死亡できるだろ?」

「次に転生する異世界だが、そこからはだいたいいつもどおり魔法ありの中世風で展開もおなじ、学校に行く。主人公の目的は子供の頃に見た王女様と結婚する。」

「そのために学校でとにかく王女の情報を集める、簡単に言うとストーカーだ」

「そんでもって、王女の地位を落とすためにいろいろ悪いことをしていくと」

「最終的には王女の親衛隊だった男とつきあってハッピーエンドになる」

「最初の目的は親衛隊になることだが、試験がある。頭脳、思想、戦闘能力とかだが最後に試験官自らが適性を試す、その内容が男と寝るというもので、結局主人公は合格のために体を捧げる」

「んでいろいろあって真の愛に目覚めるというかんじ」

「なんか才能ないですね」

「確かにじゃあこんなのはどうだ?」

次回 異世界きたら親友最強?

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