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『私という通過点』
『私という通過点』
線路は続くよどこまでも
山越え谷越え海越えて
電車はドンドン進んでいくよ
※
いつの間にか電車に乗ってた私と母
ガタンゴトンと優しく揺られ
二人はどこへ向かっているの?
夕日に照らされた母の横顔
なんかちょっと疲れてるみたい
だから私は悲しくなるの
※
線路は続くよどこまでも
町越え村越え橋渡り
電車はまっすぐ進んでいくよ
※
いつの間にか到着した駅で
めっきり弱った母は静かに告げた
『私はここで降りなきゃいけない』と
私が嫌だと答えると
母親は電車の中に目を向け
穏やかに言うの
『今のあなたには守るべき者がいるでしょ?』と
※
母と別れて娘を連れて
私は先へと進み出す
いつかは私も降りなきゃならない
そんなことを考えながら
※
線路は続くよどこまでも
絶えず誰かを乗せながら
電車はどこへと向かっているの?
『私という通過点』について
自分とはわずかに異なる個体を産み出し、未来へと種を残し前進していく人類たち。その先に終着駅なるモノがあるのでしょうか?




