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やさしい気持ちをもう一度

時間に追われ

駅のホームへ急ぐ あなた

その喧噪の中

あなたは

気づいているだろうか

白杖を頼りに

歩く人の姿を


ハンドルを握る手は

いらだち

赤信号でさえ

あなたは

悪態をつくだろう

でも

あなたは

気づいているだろうか

信号を渡る

あの女性が

新たな命を宿していることを


孤独な足どりで

街を見渡せば

そこには、きっと

幸せそうな

家族や恋人

そして

裕福な人々がいて

あなたを

敗北者のように

思わせるだろう


だが

あなたは何も知らない

彼らにも

悩みや苦しみ

不安さえ

あるということを

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