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満月の夜 2  作者: 桐生初
24/30

変な噂

清水朋香に虐められていたと聞いたのは、2人で、1人は不登校になり、学校に来ておらず、もう1人は、なんとか通ってはいるという状態で、甘粕と太宰は、不登校になっているという、綿貫亜美という子に。

霞と夏目は、笠置彩という子の所へ話を聞きに行った。


「えっ…。本当ですか…。」


母親と一緒に話をさせてくれた綿貫亜美は、そう聞き返す母親の手を握って、言葉も失う位、驚いていた。


「じゃあ…こういう言い方もどうかとは思うけど、もう転校しなくていいのかしら…。」


「でも、もう私、あの学校嫌よ…。お母さん…。」


「それもそうね…。誰も助けてくれなかったんだものね…。」


2人は素直に驚いているし、よもや、疑われているとは思っていない素直な感想を言っているので、太宰も甘粕も、この時点で、この2人は事件には無関係だという印象を持った。


「それであの、刑事さんは、娘にどういった事をお聞きになりたいんでしょうか…。」


「ああ、実は、殺された朋香さんは、はっきり言って、恨みを相当かっていそうな素行だというのが分かりました。

殺害方法も変わっていますが、犯人の殺害意図もよく分かりません。

なので、一応、お話を伺いやすい所から、朋香さんに恨みを抱いて、殺害まで企てるような人に心当たりはないかとお伺い出来たらと思いまして。」


「あの、亡くなった方の事こんな風に言うのはいけないのかもしれませんけど、清水さんに恨みを持っていない人なんか、あそこの学校にはいないんじゃないでしょうか。

虐められていない子でも、居なきゃいいのにと言っているというのは、他のお母様方からもよく聞きましたし、人を虐めているから虐められないだけで、嘘はつくし、口を開けば人の悪口だしで、嫌われ者だったようですよ?」


「そうなんですか…。聞きしにまさるですね。君もそんなのにターゲットにされて、本当に辛かったね…。」


「あの…刑事さん。」


亜美が太宰を怯えた様な目で見つめて、小声で声をかけた。

太宰の嘘の無い優しい言葉に、少し心を開いてくれた様な気がした。


「ん?なんだい?」


「ー学校には、変な噂があるんです…。」


「噂?」


「はい…。罰を与えて欲しい人の名前と、その人がどんな事をしたかって書いて、学校の裏にある、体育館裏のプランターの下に入れておくと、その罪状が本当だったら、神様が罰を与えて下さるって…。」


子供っぽい話だが、太宰は、亜美の真剣な顔つきから、馬鹿にしない様、真剣に聞くべきだと思った。


「それ、本当にやった人がいるのかな?」


「居るそうです。1年上の先輩の、林田惠美子さんて人が、やっぱり酷い虐めをしていたそうですけど、誰かがそれをしたら、体育から戻って来たら、制服も上履きも、全部血だらけになっていたそうです。

そのショックで、林田さんは気が狂って、学校を辞めたと聞きました。

だから私…。ごめんなさい。どうしよう…。私、清水さんの事、紙に書いて、プランターの下に入れてしまった!私のせいで、罰が当たって、死んじゃったのかもしれない!」


亜美が泣き出し、母親が亜美を抱きしめた。


「そんな事ないわ。関係無いわよ。」


太宰も、亜美の、そんな事にすがらなければならない程、追い詰められた気持ちを思うと、切なくなって、一緒に言った。


「そうだよ。それは関係無いよ。罰でなく、清水さんは、物理的に殺されているんだから。大丈夫。君のせいなんかじゃないよ。」


刑事という立場の太宰に言って貰った事で、亜美も少し落ち着いた様だ。


「本当ですか…。」


「うん。罰にしちゃ、市販品使いまくって殺してるよ、あの神様は。」


太宰の冗談に、亜美も母も笑った。


「だから、その林田惠美子さんて人の血染めの制服ってのも、多分、誰かがやったんだと思うんだよね。

その犯人と、今回の犯人は、関係が無いとは言い切れない。その事についても、詳しく調べたいから、知っている事、全部教えて貰っていいかな?」


「ごめんなさい…。噂なので、それだけしか知らないんです…。」


「そっかあ…。あ、でも、事実なら、学校の先生が知ってるよね。」


「多分…。」


ところが、母親は難しい顔をしている。


「何か?」


「ああ、すみません…。あそこの学校の先生、カトリック信者という事で、信頼出来るかと思って、この子も入れたんですけれど…。

なんだか、裏があるっていうか…。私、正直言って、信用できないんです。」


「それは、虐めの対応での事ですか。」


「うーん、いえ、あの、私立だから、仕方が無いのかもしれませんが、清水さんのお宅は、寄付金の額が凄いんだそうです。お母様のお父様が資産家で、その方からの寄付金が、毎年100万近いとか。それで、清水さんは退学に出来ないという噂がありました。

でも、担任の先生も、副校長先生も、清水さんを兎に角叱って下さって、やれるだけの事はやって下さったとは思うんですけど、なんていうんでしょうかねえ…。

私、一度、面談の時に、変な物見てしまって…。」


「変な物とは?」


「生徒達は授業中で、担任の先生との面談が終わって、帰ろうとしたら、校内で迷子になってしまったんですね。

授業中なので、誰も歩いていないし、困ったなと思っていたら、理科室から何か低い話し声みたいなのが聞こえて…。

でも、これでやっと出口が聞けると思って、ノックしたんです。

そしたら、なかなか出てこられなくて、ドアには鍵が掛かっていて。

やっと開いて、国語の寺内先生が出てこられたんですが、いつも穏やかな方なのに、鬼の様なお顔をなさってたんです。

他の先生方も、中に居られる様でしたが、なんだか異様な感じで、怖かったんです。

出口をお聞きしたら、事務的に教えて、またドアをピシャンと閉めて、ドアに付いているカーテンまで閉めて、凄く感じが悪いわ、なんだか怖いわという感じで…。

何かの邪魔をしてしまったんだなという気はしましたけれど。

その後、暫くしてから、寺内先生にお会いしたら、いつもの様に優しくて、亜美の事涙ぐんで心配して下さっていて…。あれは幻だったのかと思うほど、違っていました。

でも、この間は何かのお邪魔をしてしまったんでしょうか、すみませんでしたと言ったら、なんの事でしょうって、はぐらかされたんです。

余計気持ちが悪くなりました。」


「確かに気持ち悪いですね…。それは裏があるとお思いになっても、不思議じゃないな…。

分かりました。ちょっと先生達の方も、気をつけて調べてみます。それで、その時、教室に居たのは、国語の寺内先生と、他にはどなたが?」


「それが、中は電気もついていなくて、遮光カーテンがひかれていたので、どなたがというのは、全然わからなかったんです。ただ、何人か居るなとしか…。」


「分かりました。有難うございます。」




一方、霞と夏目も、噂に関しては、同じ事を聞けていた。

ただ、こちらの笠置彩は、バンザイして喜んだという違いはあったが。

何れにせよ、プランターの下に手紙を入れて、その願いが叶ったと思ってしまう様な幼い子達だから、霞も、甘粕も、容疑者に入れるには及ばないのではという見解で、太宰も同意見だった。

しかし、謎ばかり出てくる。

しかも、どうも、全てがオカルティックだ。

一度戻って、報告し合った後、原田に内線を繋いだが、原田の報告で、オカルティックな印象は更に増した。


「赤い六芒星を書いて、その真ん中に、酷い目にあって欲しい人間の名前を書くと、願いが叶うっつー都市伝説が、JKの間で流行ってるらしいわよ。

実際そうなったって、嘘だかなんだかだけど、ネットの掲示板で言ってる子も居る。

JKの間では、結構有名なもんみたいよ、これ。」


「原田。JKっつーのはなんじゃい。」


「やだな、課長。女子高生だよ。知らないの?」


「知るかあ!最近の若い奴らは、なんでもかんでも略しやがってえ!」


霞が太宰を笑って宥めながら言った。


「でも、それはおまじないの一種ですよね。つまり、上に死体を置く必要は無いし、そもそも、死んでるなら、願いが叶っているわけですから、何も、シートにわざわざ書いて、用意してまで、セットにするものでは無いわけで…。

これ書いたから、こいつ死んだよというアピールにしても…。

これ、女子高生じゃないですね、犯人。

女子高生の犯行のフリをしている大人、或いは、女子高生に媚びを売りたい大人の犯行ではないのかしら?」


甘粕も頷いた。


「都市伝説とか、学内の噂とか、利用している誰かって気がすんな、俺も。課長、どうですか。」


「そうね…。そして、もう1つ引っかかってんのが、血だよ。

噂の方も血まみれの制服ーまあ、これは本物の血かどうか分からんけども、血だろ。で、今回は、血を抜かれて死んだ子。

真っ赤なペンキの六芒星。

なんで、そんな血に拘るのかしらん。」


「流石課長。いい着眼点ですよね。そう、そんな大量に抜き取った血をどうしたのか…。

夏目さんはどう思われます?」


夏目は今回、意見的な物を一切言わない。


霞に聞かれても、仏頂面で、ぶっきらぼうに、たった一言で答えた。


「分かりかねます。」


「夏目さん、女の園と宗教系の学校の不気味さに閉口なさっているんでしょうけど、事件ですから、頑張って。甘粕さんも必死に耐えてるんですから。」


「ーそうですね…。申し訳ありません。実は1つだけ思った事があります。」


「なんですか。」


「血を抜かれたと聞いて、エリザベート・バートリを思い浮かべました。」


「エリザベート・バートリ。若い女性の生き血を飲んだり、血のお風呂につかったりして、若さを保とうとした鬼女の事ですね。」


「はい。美雨が大学のレポートで、研究していたので、聞いて知っていたのを、連想していました。」


「ーなるほどな…。それは案外当たってんのかもな…。」


甘粕が言うと、霞も頷いた。

しかし、プロファイリングにはまだ早そうだ。

太宰は例の噂について、原田に聞いた。


「調べてくれたか?林田惠美子って子の事。」


「勿論。確かに、1年前まで、聖ヨハネ学園の生徒だった様です。

精神科への通院履歴ありっていうか、今も通ってる模様。

現在は高校中退のままで、どこにも通ってないし、働いてもいない様でーす。

住所言いますかあ?。」


「頼む。」


太宰は林田惠美子の住所を聞き、甘粕と霞に行かせ、自分は夏目を連れ、清水朋香の友人に話を聞きに行った。




2人が行くと、母親だけが応対に出た。


「すみません…。惠美子はとても人とお話し出来る様な状態では無くて…。」


甘粕が丁寧に、冷静な口調で聞いた。


「失礼を承知で申し上げますが、私共が聞いて来た噂のせいでしょうか。」


「ーそうです…。多分事実のままじゃないかしら…。」


「一応、順を追って、今の状況まで、お話し頂けますか。」


「はい…。

惠美子は確かにお友達に、酷い態度や、発言をしておりました。

何度私と主人が怒ってもやめず、学校からは、これ以上続けるなら、退学にさせると言われた直後の事でした。

惠美子が体育から戻って、着替えようとしたら、制服、上履き、体操服入れ、それらが入っていた籠、全てが血だらけになっていたそうです。

その時、みんな、罰が当たった、神様の思し召しだと言って、先生方も助けてくれず、惠美子は血だらけの制服を抱えて体操服のまま帰って来ました。

制服は、クリーニングに持って行きましたが、クリーニング屋さんも、調べたら、これは動物の血液だと気味悪がって、クリーニングしてくれず、仕方がないので、それは捨て、新しい物を買ったのですが、そしたら、また同じ様に血だらけにされて…。

いくらなんでも、度を越した嫌がらせではないのかと、学校に抗議しましたが、惠美子がして来た事を考えてみろと、逆に校長にお説教されてしまいました。

柔らかい口調でしたけれど、嫌味たっぷりで、私まで死にたくなりました。

その翌日から、惠美子は生徒にも、先生にもこれ見よがしに避けられる様になり、惠美子が近付くと、お化けでも来たかの様に、みんな怯えて、悲鳴まであげて、逃げたそうです。

先生までそうなさっていたと聞いています。

学校に行きたがらなくなり、壁に向かって、ずっとブツブツと言い続け、食事も摂らなくなってしまい、精神科に通院した所、統合失調症を発症したと言われました。

惠美子がお友達を虐めてしまっていたのも、元の原因は、私達が気づかなかった、情緒障害のせいだったそうです。

人の気持ちが分からないんですね…。

だから、いくら言っても、通じなかった。

なのに、私達は只管怒って、叩いたり、殴ったりもしてしまいました。

アプローチの仕方も間違っていたので、情緒障害を悪化させただけでなく、統合失調症まで発症させてしまった様です…。」


霞が母親に同情しながら言った。


「でも、情緒障害なら、先生はプロなんですから、気付かれたんじゃないでしょうかね。そういうお話は無かったんですよね。」


「ありませんでした。兎も角、惠美子が悪いの一点張りで…。

うちは、惠美子を通わせるのだけで、ギリギリで、寄付なんかしてなかったからですかね。

経緯を話した時も、とても冷たかったです。

じゃあ、休学でなく、お辞めになったらと、言われました。」


「それは担任の先生に?」


「いえ。校長です。担任の先生とは、惠美子の問題行動に関しては、殆どお話した事がありません。」


「ー妙ですね…。」


「そうなんです…。まあ、男の先生だからかなとは思ったんですが…。」


「という事は、唯一の男性教諭の駒田先生ですか。」


「はい。イケメンなので、女の子には凄い人気で、惠美子もよく騒いでいました。」


甘粕が引っかかると同時に、霞も引っかかったのか、甘粕と顔を見合わせた。

引き続き、霞が聞く。


「あの、惠美子さんは格別、駒田先生に対するアプローチが激しかったという事はないでしょうか。」


「実はそうだった様です。毎日の様に、ラブレターを渡しているという話も、校長から聞き、その手紙まで、見せられました。いくら人気があると言っても、そこまでやってしまったのは、惠美子だけだったと思います。

今、考えれば、もうそこだけでも、あの子は普通の子の感覚で生きていなかったのに…。自由奔放なだけだと、のんびり構え過ぎました…。あの子をこんな病気にしたのは、私です…。」




林田家を出た甘粕は霞に言った。


「林田惠美子の血染めの制服は、教師だな。」


「私もそう思うわ。いくら厄介な子だったとはいえ、教師まで、生徒達と同じ様な酷い態度取るなんて、かなり怪しい思うし。駒田先生を挟んだ嫉妬みたいな気がするわね。」


「ー校長…じゃねえよな…。」


「結構な年よねえ…。57だっけ?」


「確かそう。」


「一応、除外しないでおきましょうか…。でも、こんな大事件が起きたら、学園としては、大損害よ?校長がやるかしら。」


「それもそうなんだが、林田惠美子に関して、駒田先生を出さずに、しゃしゃり出て来たってのも妙な感じだし、霞さんが会った校長と、お母さん方の話の校長はえらい違いがある。

なんかやっぱ、変だ、あの人。」


「そうね。まあ、もしかしたら、駒田先生に対するアプローチが凄いから、ストーカーの様に感じてしまい、駒田先生本人が林田惠美子さんとの接触を拒んだ為、教員を守る為に出て来たという、まともな路線でも考えられるけど…。

一応、要注意人物にしておきましょうか。

じゃあ、このまま駒田先生に話を聞きに行きましょう。」


「うん。課長には、清水朋香も駒田先生にアクション起こしてなかったか調べて貰おうか。」


「あ、清水朋香の信用してないお友達ね。うん。聞いて貰いましょう。

後は、綿貫亜美ちゃんのお母さんが見たっていう、先生達の異様な光景よね…。」


「そう。それね…。どうやって調べりゃいいのかな…。生徒達に1人1人聞いて回るしかねえかな…。芥川に頼むか…。」


「あと、原田さんに、教員全員、データ上で怪しい所が無いか、調べて貰って?」


甘粕は世にも嫌そうな顔で、霞を見つめた。


「俺は、まだ原田に偽りの愛を叫ばなければ、ならないの?」


「ならないの。お願いします。」


「ーはあ…。」




太宰と夏目は、2人目の清水朋香の友達の所に向かっていた。

正直、1人目の子は話にならなかった。

次は自分だと、気が狂った様に泣き出して、実質、親にまた今度にしてくれと、追い出されてしまったのだ。


助手席の太宰が、スマホに来た甘粕からのメッセージを読んだ。


「ほお、駒田先生を巡る、嫉妬の線かあ。なるほどね。」


「はあ?先生と生徒のじゃれ合いを本気にして、嫉妬しちまうんですかあ?女ってのは、つくづく訳分かんねえな。」


「分かんなくていいにしとかないと、男は気が狂いそうだよ、女の世界は。ところでさあ、夏目。」


「はい。」


「甘粕、なんか変でない?霞ちゃんと進展あったのかね?」


「さあ。やっと寝たんじゃないんですか。」


「おま、お前、もう少しマシな言い方しろ!」


「じゃあ、できた。」


「ダメ!そんなんじゃあ!」


「んな、同じ事でしょう。もっとストレートに言やあいいんですか?」


「そうでなくてえ!でも、そうなのかしらん?やっと、恋が実ったのかな。」


「課長に報告は無いんですか。」


「無いのよね。だから、余計気になる。」


「でも、仮に2人が恋人関係になったとしたら、どうなんですか。どっちか移動させないと、まずいのでは?」


「ー実はそうなんだよね…。」


「だから黙ってるしかないとか?」


「でも、甘粕、そんな器用な事出来るかなあ…。」


「だけど、確かに甘粕さんの様子はおかしいですが、霞さんが普通過ぎませんか?

あれで、本当に、甘粕さんと寝てたとしたら、俺は霞さんて人が分かんねえな。

霞さんの方は、甘粕さんの事、大して好きじゃねえんじゃねえのと思ってしまいますが。」


「それはそうだね…。関係性が変わって、霞ちゃんも本気だったら、甘粕まで行かなくても、ちょっと変にはなるよな…。」


「と、思いますが。」


「うーん…。後で問い詰めてみよ。」


「先ずは清水朋香の友人を問い詰めましょう。」


「ん。そうしよう。」

























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