主人公と学級委員登場!
初投稿です。コメディ路線で行きたいと思いますが拙い文章なので伝わらないかも知れませんがよろしくです!
入学式から早くも1ヶ月が経った。最初ほどの緊張感も今は無く退屈だったオリエンテーションも今は更に退屈になった普通授業に変わっている。俺が通う県立岡山商業高校は生徒数1000人以上のマンモス校である。男女比は4対6ぐらいで女子が多い。部活は野球部が強く甲子園でも昔、優勝した実績を持っている。しかし俺はそんな生活に興味ない。俺は田舎の中学校出身なのでただ街に出たかっただけだ。それだけだ。当初は期待していたが慣れてしまえばどうってこと無い普通に人が多いだけ…そんなこんなで1ヶ月が経ってしまった。
「今日も冴えない顔してるなあツッキーは」
「別に冴えない顔などしていない、そういう仁こそ今日はいつもよりテンションが高いんじゃないか?」
「いやいやそんなに褒めてもなにも出ませんよ。」
「別に褒めたつもりはない」
そういえばそちらの世界の人への自己紹介がまだだったな。
俺の名前は国立佳樹、普通の見た目で普通の性格である。とても小説の主人公など務まりそうにないが一応主人公だ。以後よろしく。そしてさっき話し掛けてきたのは俺の悪友の岡本仁、見た目は黒縁メガネを掛けていて優等生タイプでこのクラスの学級委員をしているが見た目と行動は全く違っていて、話し方から分かるようにチャラい。ってかこいつが真面目になにかしているのを見たことがない。部活は俺は帰宅部だがこいつ(岡本仁)は意外なことに放送部である。以後よろしく。
「どうした?急に黙りこんで」
「いや別に何でもない。それより次の授業はなんだ?」
「次は簿記やで」
「そうかありがとう」
っと言って準備をしようと席を立とうとすると仁が邪魔してくる。
「どうした?」
っと言ってもにこーと微笑みを返してくるだけでなにも言わない。あ~なるほど、こいつは俺のツッコミを待っているんだな岡山県民なのに関西弁を使ったことに対するツッコミを待っているんだなきっとならばそれに答えてやるのが友人としての道か
「お前はなんで関西弁を使ったんだ?岡山県民なのに」
「遅い!ツッコミご遅いよツッキー今ので40秒も消費してるよ!」
「計ってたのか?」
「まあね。」
「そうか、下らないことはやめてお前も準備をしたらどうだ」
「忘れた教材全部!」
「だからどうした。」
「頼む取りに行かないでくれ。」
「嫌だ忘れたのが悪いじゃあな」
っと言って俺は仁を見捨ててロッカーから教材を出して席に着いたときにチャイムが鳴り授業が始まった瞬間仁は号令をかける。
「起立」
バタバタと椅子が後ろに下がる。
「気をつけ」
「おねぎゃいしまーす。」
そうだアイツは滑舌が凄い悪かったんだ。忘れてた。