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第28話 小さな歓迎会

「ばあちゃん!もしかしてそれ作りたて!?」


「そーだよー、今さっき出来たとこさ!!」


楽しそうに親指を立て自慢をするように言った。


アルに

「ばあちゃん」と呼ばれた外国人女性は俗に言う『かわいいおばあちゃん』だった。名前はアリー、外国人にしては小柄で華奢な体に整った顔立ち、明るい灰色の瞳、口調も若々しく後ろで一束にまとめた薄いブラウンの髪の毛を揺らして朗らかに笑っている。


「ホントに今日はどーしたの!?アイスに抹茶にお団子ってスッゴい豪華!!いつも今日はめんどくさいから嫌、とか言って作ってくれないくせに!」


モモは一応、といった感じで文句を言うが


「ハルの歓迎会みたいなものよ、さぁ早く食べて食べて、お団子は早く食べた方が美味しいのよ!」


案の定アリーは文句だけは聞こえなかった、といった風に話を進めた。

モモはため息をつきながらも訓練の後のお茶会を楽しむために気持を切り替えた。


「んじゃあ、世界の平和と安定を守る仲間がまた1人増えたことを祝って、」


玄慈はそう言うと手に湯飲みを持って前に差し出した。


「仲間の安全と平和な日常を祈って、」


アリーは玄慈に続くように言葉を続けると同じように手を前に出す。


「乾杯!!!!」


5人は声を揃えて大声で言い。歓迎会を始めた。



「ウッマイ!!」

「おいしぃー!!」

「これホントにどうやって作ってるんですか!?」

「おっ、やっぱ最高だな!!」

「お抹茶おいしー!」


その後、団子の作り方、お喋り、銃の話、ノロケ、その他色々な事を話し、お開きになったのは夜になってからだった。





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