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大戦

N1 第七回 お題 戦争


数多くの屍が横たわる戦場に1人の男が立っていた。


彼の名前はライム。後に『神剣』のライムと呼ばれる冒険者である。

彼の戦場での動きを見つめて行こう。



僕の名前はライム。冒険者である。そんな僕は今、知り合いの鍛治師のところにいる。


「ウェポン、できた?」


「ああ、できたぞ、ライム。」


そう言ってウェポンが持ち上げたのは、虹色の剣。


「これが俺の最高傑作『虹帝剣シグルド』だ。」


ライムが剣を手に取る。


「これは…。すごい、手に馴染むね。」


その瞬間、ライムはシグルドの使い方を理解する。シグルドは、形状変化をすることができ、9つの種類に分けられる。紅は炎を操り、橙は光を操り、黄は雷を操り、翠は木々を操り、水は氷を操り、蒼は水を操り、紫は闇を操る。そして、その色らを進化させたのが白と黒。白はより強い光と浄化を、黒はより強い闇と停滞を与える。つまり、シグルドは実質的に9つの属性を操ることができる。そして、その色に『闘気(オーラ)』は左右される。


「お前さんにぴったりの剣だ、俺の剣を頼むぞ。」


「うん。ありがとう、ウェポン。達者でね。」


こうして、ライムはウェポンに別れを告げた。


その後、冒険者ギルドについたライム。


「やあ、ライム。ここにいたのか。」


そう話しかけてきたのは今代の『剣聖』、『無双の剣聖』エルレイン。


「やっほー、ライム!」


また話しかけてきたのはエルレインのパートナーである今代の『聖女』、『太陽の聖女』アスタルテ。


「ふふっ、久しぶりだね、2人とも。」


「ああ、そうだ。エルレイン、陛下から、戦争があるという御触れが出た。」


「…。そうか。僕らも参加かな?」


「うん、そうらしいよ。」


悲しそうな表情でライムが問うと、アスタルテが答える。


「僕はまだしも君たちは、子供がいるじゃないか。」


そう、2人には子供がいる。


「修道院に預けてくる。俺たちが居ないと冒険者は統率が取れないだろう?」


「僕が何とかする。」


「ダメだ。」


「でも…。」


俯くライム。


「いいんだ。アスタルテ。も俺も覚悟はできている。」


「そうか。なら僕は何も言わないよ。じゃあ。」


「またな。」


そして時が流れ、戦争が始まる。これが後に語られる大戦である。


「遂に始まった。行こうか、シグルド。」


ライムが戦場に飛び込む。


「変われ、『紅帝剣クリムゾン』。『灼熱炎』、荒ぶれ。」


戦場に一筋の炎が走る。


ズバァン!


「くっ、何だこの炎、消えないぞ!」


敵の兵士が燃やされる。


「聖剣技『天冥斬』!」


闇と光の力を持った斬撃が兵士を襲う。


「うわあああ!」


「くっ、痛えよぉ。」


怪我をしている味方の兵士。


「治癒魔術『太陽の癒し』」


兵士たちを淡い光が包み込む。


「すっ、すげえ、治ってく。傷が治ってく!」


「ふふっ、2人共いい感じだね。んっ!」


何かを感じたかのようにライムが後ろを振り向く。


「向こうに強い気配。」


「おい、ライム!」


「わかってる、僕が行く!」


「…。死ぬなよ。」


ライムが気配のする方向に走って行く。


「何だ、貴様がこの軍の要か?」


「帝国の『鬼神』か。」


「なるほど。心踊る、貴様は強き者だな。貴様に敬意を表して名を名乗ろう。我が名は『鬼神』アシュラなり!貴様の名前を教えよ!」


「僕の名は『剣帝』ライム。」


「貴様は『帝』の器ではない!貴様は『神』の器だ!」。、


「君は途轍もな強いようだね。『白帝剣オルブライト』!」


戦場での最強同士の激突が始まる。


「ぬぅん!『鬼神斧』!」


「『白帝の斬撃』!」


強い力の波動がぶつかり合う。


「『神剣解放』。来い、アレス!『神剣アレス、抜剣』!」


「うおおおっ、『神葬斧ラグナロク』!」


最後に立っていたのはライムだった。彼は国を守った。そして彼には『神剣』の称号が与えられた。

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