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A班ファイル ― 魔女は森では踊らない ― 前編  作者: ぽすしち
はじまりの ケイト

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制作場所

「再生機だよ。絵を描くときにつかってたCDの小型再生機、いまの彼女が貸していたんだってさ。だから、それがここに残ってるなら、ケイトの形見にもなるし、返してほしいって言われたんだけど、再生機なんてどこにもなかったし、警察で押収してるのにあったっけ?」


 端末に出た資料を、ウィルとザックは目で追い、顔をみあわせた。


「―― ないね」

「うん。でも、『奨学金』を返済できるほどの絵を描いてたはずだ。―― 家にはほとんど帰ってない。学校だけで、そんなに制作できるとおもう?」

「じゃあ・・・」

「どこかに、《制作場所》を、持ってたのかも」



  

  ――― 学校とも家とも違う、別の場所で




「・・・それって、森で出会った、《誰か》に《招待》されて・・・?」


 気味悪そうなザックの声で、ウィルが階段にむかう。


「母親にきいても無駄だろうから、さっきの友達にきいてくるよ。失踪の二年前ぐらいから何か好みが変わってないかとか、新しい宗教に入ってないか、とか」


 電話を終えた二コルがザックにうなずきかける。


「ならおれたちは、彼女の絵がどうなったのか確認しにいこう」

 





   ――― ゆっくりと、聖なる歌をききながら、おもうままに筆を






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