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A班ファイル ― 魔女は森では踊らない ― 前編  作者: ぽすしち
ねらわれた ジャスティン

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246/272

はい?


「いやいや、待て!まずはジェニファーに確認しないと」


「ノース卿を知ってるかって?彼女にきくわけ?」

 彼女しぶとそうだよね、とウィルが前髪をはらう。

「だいたいあの森で逃げまわったジェニファーが、森の中で唯一あかりのあるノース卿の城にたどりついたんじゃないかって思うのが普通でしょ」

 

 ウィルのそれに、ジャスティンは首をふる。


「 憶測だろ?証明できない。なのに、・・・おまえたちは、あの、ジェニファーの願いを叶える、『組織』ってのも、その、ノース卿の、教会が、からんでいると思ってるんだろ?」


「思ってるよ。さっきから言ってるじゃないか。『絡んでる』どころじゃあなくて、ジェニファーもノース卿主催の儀式ってのを知ってるんじゃないかってね」


「やめろ、だまっとけ。これ以上ウィルはしゃべるな。 ―― おい、バート、おまえこいつらの責任者なんだから、なんとか言ってやれよ。何の証拠もないのに、こんな決めてかかってちゃ」



「ノース卿が、気にいらねえ」



「・・・・」


  ――― はい?・・・この男、いま、なんて言った・・?



「気にいらねえことばっかりだ。だから、おれたちでバーノルドの犠牲者とノース卿の接点を探せるだけさがす」


「・・・・・・そ、な、お、おまえ、そ、」


 あまりに驚いてうまくしゃべれなくなったところに、ウィルが嘘くさい笑顔を浮かべて近寄ってきた。


「あのさ、ジャスティン。 ぼくはきみが警察官で、ほんとよかったと思ってる」


「・・・なんだよ・・気持ち悪いな・・・」




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