表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
A班ファイル ― 魔女は森では踊らない ― 前編  作者: ぽすしち
〈やまば〉 つかまえにゆく

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

189/272

搬送車の列



 これからノアとバートがむかう先は、(レイの店ほどではないが)客の服装にケチをつけるのを許されているレストランで、食事よりも、貸し出している裏手の建物での、パーティーや、催し物で有名な店だった。

 

 貸し出しの建物の一階は、高い天井に中二階もある大会場。

 三階にあたる部分から上五階までが宿泊施設になっている。

 部屋は八室しかなく、最上階の二部屋はスイートルームだ。

 



 事前に集めた噂話を報告で受けたバートは、念のため、同業者にあたるレイにも、その店のことをたずねた。こたえはやはり、『おかしな人たちが、ホテルに出入りしてる』という噂であふれているということだった。

 『レストランの評判もさがっちゃってるから、なにかあったらバート助けてあげてね』なんて心配顔でつけたされたが、はっきり言ってすでに『助け』られるような状況ではないのだと、ノアを横に乗せた車で思う。

 

 ルームミラーには、後ろに連なる黒い搬送車。


 通行人がなにごとかと振り返る。


 


「まさかそっちに、ジャスティンを引っ張り込むとはな」

 

 走り出してすぐ隣からノアが楽しそうな声をだし、先日、『たまたま出会った警察官をいっしょにジェニファーのところへ連れて行った』と、ジャンに事後報告されたのを思い出した。


「ジャンがいうには、喜んでついてきたって話だ」


「おれも、そうからかったら、『否定はしないが偶然だ』、ってさんざん言い訳してたさ」

 ノアの家にかかってきた興奮した若い警察官のようすを思い出し、少し笑う。




 あの湖にあった骨がレオン事件の犯人だとわかってから、警察内部はすこしごたついた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ