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A班ファイル ― 魔女は森では踊らない ― 前編  作者: ぽすしち
わかりたい ナタリ

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素敵な祭壇




「―― あちらの暖炉の上にある祭壇、素敵ですね」

 突然、ルイにほめられた家族はいっせいにそれを振り向く。



 少年だけが、首を振ってゆがめた顔をうつむけたのを、ウィルはみつめた。



「ええ。―― うちは、『移民』ですからね。私の父からこの《聖堂教》になったものですから、家を建てるときにこの祭壇をこしらえました」


「ナタリが全部見つかったので、《聖父さま》が、改めて葬儀をしてくださって・・・。本当に感謝しています」


 そろえたような両親の言葉に、いらついた気配の少年が立ち上がる。




 待ち構えていたように、ウィルが声をかけた。


「じゃあ、きみのお姉さんの部屋を見せてもらえるかい?」


「 ――――― 」


 少年の緊張した顔を見つめ、ジャンがルイに目配せした。




「じゃあ、そっちは頼む。―― では、ご両親にうかがいますが、彼女が亡くなる前の二年ほどで、急に今までの生活を変えた、ということはありませんでしたか?たとえば、今まで平気で食べていたものを食べなくなったとか、――― 」




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