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初投稿

 記念すべき異世界での初投稿は生前からあたためてきた異世界もの、この世界でいうところの現代冒険者譚で行くことにした。


 タイトルは「使えないスキル持ちだと虐げられて勇者パーティから追放されたけど実は俺のスキル(農園)はランクSスキルで無から食物を生成しお前らの食事の99%を作っていたんだけどな。冒険先でお腹が空いて泣きついて来てももう遅い。田舎に帰って可愛い幼馴染と家庭菜園しながら気ままに暮らすさ」


 よし、これだ!

 10年間しかこの世界で生きてはいないが御多分に漏れず、この世界では血筋や一定レベルの強者を勇者と位置付けており数多いる冒険者は基本勇者に付き添ってクエストをこなす事が多い。そして当然冒険者同士のパーティとは違いそこには侍従関係が存在しやすい。

 有能でも虐げられてきた者、本当に無能で虐げられてきた者、仮に良好な関係のパーティだとしても自分の能力が日の目を浴びるそんな幻想を、皆が一度は夢見ているはずなのだ。

 リサーチの結果この世界でまだこのジャンルは存在しない。未知数ではあるが間違いなく冒険者の心を掴み跳ねるはずだ。


「えーと、主人公の名前はクロウ。農園は本当はランクSスキルなんだけど隠して皆をサポートしてて......勇者を筆頭にパーティは全員性格が歪んでて......幼馴染のイメージは......と」


 プロットは元々あった為第一話は30分程度で完成した。


「うんうんよしよし。会心の一話目だな、それ投稿をポチっと」


 ふふ、明日が楽しみだ。このワクワク感は前世を思い出す。どのくらいアクセスがあってどれほどのひとが読んでくれて...そんな期待をしながら布団に入る、でも気になって一時間ごとにアクセス数をチェックしたり、ね。

 高揚感で中々寝付けない。懐かしい感覚を楽しみながら時間をかけてその日はゆっくりと眠りについた。


......翌朝。


「嘘......だろ」


 どのくらいの反響があったか楽しみにサイトを開いた俺は......その結果に驚愕する。




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