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謎の儀式

この三年間でヒロインの恋愛がどのように進もうが、火の粉がこちらに飛んでこなければそれでいい。



「そうなると、カナンルートさえ阻止できれば、ひとまず一家安泰なのかなぁ」


婚約者であるカナンを奪われた悪役令嬢は、卒業式で涙を浮かべてヒロインに憎まれ口を叩いてたっけ。



「この世界がカナンルートで進む問題があるとしたら、婚約破棄されたサレニー家って評判になるのが一番怖い。貴族なんて噂好きだし、ナディア姉様のお店の取引にも影響しかねない。」



「私が静かにヒロインとカナンを見守ろうとしても、ゲームの力が働いて悪役令嬢らしい妨害行動して、カナンに嫌われて恨まれる気がする。。領地没収されなければ収入は確保できるだろうし、父も母も浪費家じゃないから、すぐに没落はしないだろうけど、、そうなる前に経営に口出す?恋愛ゲームから遠ざかってるけど、いいかな」




ぶつぶつと日本語を話しながら、部屋を歩き回っている姿は、窓の外からは呪文を唱えながら謎の儀式をしているようように見え、庭師やメイドの間では噂になったという。

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