第1話
今回が初めての作品で
あまり上手に書けていないと思いますが
精進していきたいと思うので
感想やご意見よろしくお願いします。
服に着いた雪を払うのさえ忘れていた。
「なんで…」
扉の先には君がいた…
いつもはメールなのにあの日はなぜか電話がかかってきた。
「もしもし…冬馬?」
「携帯にかけたなら俺にしか繋がらないだろ。」
「念のためだよ!念のため。」
俺は、いつもように話を進めた。
「で、何の用?」
「あのさ、冬馬って何色が好きだっけ?」
そんなの聞かなくても分かるだろ
「黒」
「やっぱりか。いつも着てる服黒ばっかりだしね。」
「なんで色?」
「秘密」
こいつはいつも答えを"秘密"で片付ける。
「お前なぁ…まぁ、いいか… ところで明日昼の1時から開いてる?」
「明日の1時は…ちょっと待って」
俺が言うのも何だが、こいつは友達が多い。たぶんそれはこいつの人柄が良いからだろう。
実は、本人には言えないが、こいつは誰からも信頼される自慢の彼女である。
まぁ、だからスケジュールが詰まっててデートですらなかなか行けない。
「っあ。大丈夫っぽい」
「じゃあ、明日1時に春華んちに行くから。忘れんなよ!」
「分かってるって」
電話を切った俺は1ヶ月前にこいつ…いや、春華と写った写真に目をやった。
満開の2人の笑顔がそこにはうつしだされていた…