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私を見捨てたパーティはダンジョンで全滅しました

作者: 七星涼花

「私達は、先に第六階層へ行くから頑張ってね」


 他のパーティメンバーは、たくさんの魔物を囲まれた私に対して言った。言い終わると彼らは、第六階層に行った。私は、私が他のパーティメンバーにダンジョンの第五階層に置いていかれたことに気づいた。そして、私はもうすぐ目の前にいる魔物に殺されることを悟ったが、ダンジョンの中で死にたくなかったので、禁術である転移魔法を使ってダンジョンの入り口まで逃げた。しかし、私は魔力切れをしてしまったので、倒れてしまった。


 数時間後、私は意識を取り戻した。ダンジョンから出てきた人に話しかけられた。


「このダンジョンをひとりで挑戦するのは、危ないと思うよ」

「そんなに難易度が高いですか?」

「非常に難易度が高いと思う。第十階層まであるのに、第五階層までしか突破されていない。俺は、第五階層を突破したパーティが第六階層で死んでいたのを見た。君も死にたくないなら俺みたいに帰ったほうがいいと思うよ」

「教えていただいて、ありがとうございます」


 彼は、私か第五階層を突破したパーティの魔術師であることをおそらく知らなかった。私は、第六階層に行くことにした。誰も近くにいないことを確認すると禁術である転移魔法を使って、第六階層へ向かった。


 私は、私を見捨てた他のパーティメンバーの死体を見て、言った。


「ざまぁ」


 私は、禁術である転移魔法を使って、攻撃してくる魔物を私が作った結界の中に転移させた。


 約1時間後、私は第十階層を突破した。そして、第十階層にある宝箱を開けた。宝箱の中には魔力を回復する薬しか入っていなかったが、私はもうすぐ魔力切れになりそうだったので、嬉しかった。


 私は、ダンジョンの宝箱に入っていた魔力を回復する薬をかばんに入れるとダンジョンの入り口へ向かった。第六階層を通ったとき、私は結界の中に閉じ込められた魔物に対して言った。


「ざまぁ」


 そして、私を置いていった他のパーティメンバーの死体に対して言った。


「ざまぁ」


 私は、なぜか爽快感を感じたので、ひとりで他の難易度の高いダンジョンに挑戦する旅をすることを決めた。

 お読みいただきありがとうございました。作品の下の方にある☆☆☆☆☆を押していただくと、うれしいです。

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